堪能、3年ぶりの奄美大島!



第2コホロ丸
今回、お世話になった
アクアダイブコホロさんのボート
4月進水の新艇です。ステップが秀逸。



シンデレラウミウシ!?
ミニーズハウスで、見かけました。
淡色系のウミウシが好きです。



キビナゴの群れ
どこのポイントに行ってもいました。
すごく美味しそうでした。
アナタは、生姜醤油派?ワサビ醤油派?



この頁の写真は、全て130万画素の
デジカメで撮影しています。たぶん。


日程: '05年8月11日(木)〜17日(水)
中5日間ダイビング
3DIV×3日+2DIV×2日
= 合計13ダイブ

ポイント名: 安脚場(加計呂麻)、ミニーズハウス(油井小島)、 呑ノ浦(加計呂麻)、リトルガーデン(加計呂麻)、サンドビュー(須子茂離)、 奄美ホール(須子茂離)、久瀬、安脚場東(加計呂麻)、清水(せいすい)、嘉鉄オアシス

天候: 晴れ、晴れ、晴れ、晴れ、雨

気温: 28〜33℃

水温: 28〜29℃

透明度: 10〜30m

Dサービス: アクアダイブコホロ

見た魚たち: オヤビッチャ、アカヒメジ、ハマフエフキ、オトメハゼ、 クマノミ、ハマクマノミ、ハナビラクマノミ、 フタイロサンゴハゼ、キイロサンゴハゼ、ヨゴレダルマハゼ、パンダダルマハゼ、 キビナゴ、インドカエルウオ、イシガキカエルウオ、アカメハゼ、 ヤスジチョウチョウウオ、ナミスズメダイ、デバスズメダイ、 アカククリ、ツバメウオ、ナンヨウツバメウオ、コバンザメ、 ヒメダテハゼ、クレナイニセスズメ、ニセネッタイスズメダイ(幼)、オニダルマオコゼ、 カスミチョウチョウウオ、ヘラヤガラ、 キンギョハナダイ、テングハギモドキ、カツオ、イソマグロ、タテジマキンチャクダイ、 サザナミヤッコ、ムレハタタテダイ、ギンユゴイ、スカシテンジクダイ、キンメモドキ、 タツウミヤッコ、ハシナガウバウオ、ハダカハオコゼ、ツノダシ、ケラマハナダイ、 カシワハナダイ、オドリハゼ、クロハタ、ユカタハタ、アカハタ、ミナミハタンポ、 ハナヒゲウツボ、ヤシャハゼ、キツネメネジリンボウ、オニハゼ

その他: オドリカクレエビ、カンザシヤドカリ、カンザシヤドカリ属の一種(ニシキカンザシヤドカリ)、 バブルコーラルシュリンプ、ミズタマサンゴ、シンデレラウミウシ、 ロングクロウシュリンプ、キイロイボウミウシ、オトヒメエビ、 コマチコシオリエビ、アンボンクリノイドシュリンプ、アナモリチュウコシオリエビ、 モンハナシャコ、オオアカホシサンゴバニ


 3年ぶり、2回目の奄美大島に行ってきました。 最近は、一人で遠征することが多かったのですが、久しぶりに昔からのダイビング仲間である小島氏と一緒です。 奄美といえば、小島氏。彼に手配を全て任せたので、手配は楽々でした。ただ、お盆休みということもあり、 航空機の手配は、大変だったみたい。 ダイビングサービスは、アクアダイブコホロさん。宿は、コホロさん紹介の民宿みさきさんです。
 初日は、移動のみ。名古屋から奄美に行くのは、ちょっと大変。 新幹線で大阪まで行き、伊丹空港から飛ぶか、または、中部国際空港(セントレア)から鹿児島空港乗り継ぎか。 どちらにせよ、大変です。今回は、行きは、鹿児島経由。帰りは、大阪から新幹線でした。 桜島 6:30に、中部国際空港(セントレア)に集合。7:45の便で空路鹿児島へ。 9時過ぎから、13:30まで、約4時間半も乗り継ぎのため、鹿児島空港で、ビールを飲んだり、 ゲームコーナー行ったり、スケッチしたりして、時間をつぶす。 つまみの鹿児島名物薩摩黒豚とんかつは本当に美味しかった。みやげ物コーナーでさつまあげの試食も美味しかった。 空港だけあって、フライトシミュレーションも楽しかった。お昼ごはんを食べた後、鹿児島空港を出発。 途中、眼下に桜島(写真上)や、屋久島を見て感動しながら、奄美大島に着いたのは、14時半ごろでした。 でも、さらにレンタカーで、2時間。やっと、宿に着いたのは、17時を少し回った頃でした。  宿のご飯、すごいボリューム、かつ、美味しかった。
 ダイビング1日目、最初は、安脚場です。ガイドは、池村さん(カオリン)。 ゲストは、小島氏と2人だけ。 エントリーすると、なんだか、懐かしい思いが蘇ってきました。 アカヒメジ ここでのお目当ては、カンザシヤドカリ属の一種。挟み脚の先っぽが、オレンジ色で、白い斑点があります。 (エビ・カニガイドブック2のP88で、ニシキカンザシヤドカリと紹介されていました。) 見慣れたストライプではなく、なんだか不思議な感じでした。 アカヒメジの小さな群れもきれいだったなぁ(写真左)。
 2本目は、ミニーズハウス(油井小島)。ガイドは、太田さん。 ここは、マクロ天国です。ポイント名の由来は、小さなものがいっぱい住んでいる所(太田さん談)という意味と、 ミッキーマウス大好きなカオリンがミッキーのGFのミニーから、命名した(カオリン談)というものらしいです。 かわいい小物類が一杯いる、すなわち、女の子が「ままごと」で使うかわいいミニチュアのたくさん詰まった ドールハウスを思い描いて、ミニーズハウスと名付けるカオリンのセンスに脱帽です。 なだらかに落ちていっている砂地に、エダサンゴがにょきにょき生えていたり、トゲサンゴ属、 ハナヤサイサンゴ属が点在しており、サンゴハゼ系、ダルマハゼ系、アカメハゼ、カエルウオ系などの小物がたくさん。 大好きなバブルコーラルシュリンプにも会えたし、珍しい所で、ヤスジチョウチョウウオにもあえました。 ところで、奄美って、すごくたくさんミズタマサンゴがあるんだよねぇ。そこらじゅうミズタマサンゴだらけだもんね。
 3本目は、呑ノ浦(加計呂麻)。ガイドは、カオリン。ゲストも本日到着のT淵夫妻が合流。 目的は、アカククリとツバメウオ。 ツバメウオ 沖に向かってズルズル落ち込む砂地。その途中に、直径10mぐらいの大きな岩の根。 うわぁーっ!すっげぇ〜!ツバメウオとアカククリが一杯。下のほうにいるのがアカククリ。 上のほうに群れているのが、ツバメウオ。って、水中で区別が付かない。腹ビレが黄色いのがどっちだっけ? ツバメウオの正面顔は、受け口で怖い。アカククリは、吻がちょっととがっている。 って、言ったって、海中では、よく分からん。とにかく、水面と太陽をバックにあおって写真を撮ろう。 「もう少しこっち向いてぇ〜」、「そんなにばらけないでぇ〜」と水中で、叫びまくっていた。 う〜ん、写真は、イマイチだったね。そういえば、一匹のコバンザメがウロウロ。 30cmぐらいの幼魚だけど、仲間とはぐれたのかな。ダイバーの白いフィンに引っ付こうとしてるみたい。 マンタのお腹も、白いなぁ。白いものに反応するんだぁ。う〜ん、かわいい。
 ログ付けのとき、明日からご一緒するゲストK原さん、O谷さん、N田さんが到着。なんと、N田さんは、 3年前の奄美でご一緒した方でした。たしか、300本記念をお祝いしてもらったような気が・・・。 いやぁ、お懐かしい。明日からよろしくお願いします。
 2日目のゲストは、自分含めて8人。1本目は、リトルガーデン(加計呂麻)。 オニダルマオコゼ ゆっくりチームのガイドは、太田さん。 このポイントも、マクロ系。昨日潜ったミニーズハウスになんとなく似ています。 なだらかな砂地にサンゴの根が点在。 アカメハゼや、ニセネッタイスズメダイの幼魚、キイロサンゴハゼなどを見せてもらって、ノンビリできました。 エキジット直前、エダサンゴの下に、大きなオニダルマオコゼ(写真左)を発見。 岩になりきっている彼は、微動だにせず、写真、撮り放題でした。う〜ん、岩だ!
 2本目は、サンドビュー(須子茂離)。奄美ホール狙いで、近くまで行ったものの、 流れが速く、様子見のため、本ポイントで、潜ることに・・・。 砂地がきれいだぁ。その砂地に、波紋の影が落ちてきて、すごくきれい。 コホロのHPに載ってた、砂地にアンカーがポツンとある写真、ここで、撮ったんだって。 自分も挑戦。 う〜ん、なかなかうまく撮れない(写真下)。ワイド系のバランスは、難しいなぁ。
 3本目は、待望の奄美ホールです。他のゲストは、外洋、大好き見たいですねぇ。 3本目なのに、一番深くなりそうなポイント。潮のせいとはいえ、減圧症対策をきちんととらないと、 いけません。ブリーフィングでも、その辺のことを十分に注意するようにとのこと。 あまり深く落ちずに、安全停止を長めに取ること。 アンカー 早速、エントリー。潜行ロープを使って、棚の上まで。カスミチョウチョウウオがきれい。 さて、移動です。今回は、小さなトンネルは省いて、いきなりメインの穴に。うぉ〜、きれいだなぁ。 ちょっとクレバス風の穴から入り、四角いトンネルをゆっくりと抜けると、光のシャワーが・・・。 やっぱり、奄美ホールは、いいわぁ。
 3日目の1本目は、外洋ポイントの久瀬。ガイドは、太田さん。 西の横綱が、「奄美ホール」だとすれば、こちらは、東の横綱。 台風の影響なのか、前線の影響なのか、ちょっとうねりがすごい。 流れは、ほとんどないんだけど、上下左右に2mぐらいのうねり。 水もなんだか濁ってる。それでも、透視度30m。 カツオ、イソマグロなんかも見られたけど、ムレハタタテダイや カスミチョウチョウウオの群れは、綺麗かったなぁ。
 2本目は、安脚場東。小島氏の300本記念だ。エントリー後、5分。小島氏があわてている。 なっ、なんと、カメラ水没。すぐにカメラだけ、ボートに・・・。とんだ300本記念となりました。 ここでは、鼻の被弁が素敵なタツウミヤッコに、超巨大なコマチコシオリエビ。う〜ん、マクロ天国。
 3本目は、清水。深場には、共生ハゼがうようよいるらしい。ヒレナガネジリンボウもいるらしい。 会いたいなぁ。チラッと見た限りでは、オニハゼが一杯。 今回は、浅場でノンビリ。オオモンイザリウオには会えなかったけど、ハダカハオコゼ、 ハシナガウバウオなんかにあえました。
 今夜は、お祭り。コホロさんの御好意で、ボートで海から花火見物。 花火 飲み物とつまみは、ゲストみんなで、買って来ました。 スタッフも勢ぞろいです。船長は、太田さん。 カオリンは、飛び込む気満々なのか、水着を着用しての登場。 見習いの日高さん(メグポン)も楽しそう。最近海に出ていないみのりさん(太田さん妻)も、 コホロ看板娘のココちゃん(もうすぐ2歳)も登場。みんなで、ワイワイガヤガヤ。 「たまや〜」、期待以上の1時間の花火に感動しまくりでした。
 4日目の1本目は、久瀬。ガイドは太田さん。カオリンは、体験ダイビング担当です。 昨日と同じポイントですが、今日が最終日のO谷さんが、外洋をリクエスト しているし、潮が昨日より一時間遅くなるので、大物回遊魚もたくさん来ているのでは?ということで、決定。 昨日より、うねりはない・・・が、流れもない。大物回遊魚もいない。 でも、中層を流すのって、気持ちいいよねぇ。カスミチョウチョウウオとムレハタタテダイの群れは見事でした。
 2本目は、お待ちかねの嘉鉄オアシス。白い砂地に大きな根が一つと、ケラマハナダイのいる小さな根が一つ。 癒されるポイントです。定番のスカシテンジクダイ、キンメモドキに加え、ミナミハタンポやキビナゴが、 根にぐっちゃりと付いている。 イシガキカエルウオ 太田さん、オススメは、イバラカンザシの横にちょこんと顔を出したイシガキカエルウオ。バックには、クマノミ。 これをうまく写真に収められれば・・・。何とか撮ってみました(写真右)。 マクロ105mm2倍テレコンでは、撮れませんねぇ。ワイドマクロのレンズが欲しくなりますねぇ。 他にも、アナモリチュウコシオリエビ(通称:ロボコン)や、サフランイロウミウシ。 パンダダルマハゼやケラマハナダイ、カシワハナダイにも会えました。モンハナシャコもいた。 しっ、しまった!!!オドリハゼ、見るの忘れた・・・。
 ダイビング最終日。雨・・・。1本目は、嘉鉄オアシス。 連続同一ポイントですが、ぜんぜんOKです。逆に、昨日来たばかりなので、勝手知ったるなんとやらです。 昨日、見忘れたオドリハゼ。じっくり見れました。 オドリハゼよりも、共生しているダンスゴビーシュリンプの方が はるかに大きく・・・、1.5倍ぐらいでしょうか、オドリハゼが、巣穴に戻ろうとしても、 エビが砂と一緒にオドリハゼを押し出します。見ていて飽きません(写真下)。 オドリハゼって、本当にかわいいですよね。 オドリハゼ 透明な尾びれに黒い斑点もかわいいし、 あの胸ビレを、踊るように動かしているのもかわいいです。ダンスゴビーシュリンプもきれいです。 藤色というか、パープルの斑点が印象的です。このエビは、ダンスゴビーシュリンプと言うだけあって、 パートナーに選ぶのは、ほとんどオドリハゼで、他のハゼと共生することは、稀のようです。いいペアですね。 そういえば、エソの捕食シーンも見れました。砂底上空1mぐらいをゆっくり移動中、 小さなウミウシでもいないかなと見ていると、さっきまで、水面近くにいたキビナゴの群れが何かに追われたのか、 砂底に向かってギュワァーって、やって来て・・・。 次の瞬間、砂の中に潜っていたエソが、キビナゴの一匹を咥えていました。 目の前、1mです。慌ててカメラを構えようとしましたが、ガブッガブッガブッと一瞬で飲み込んでしまいました。 一瞬の早業で、びっくりです。 そうそう、生態ショーといえば、昨日見たサフランイロウミウシ(写真下)が、 昨日とほぼ同じ場所にうずくまっていました。 卵を産んでる最中のようで、ほとんど動きません。 サフランイロウミウシ 昨日は、2個体いたのですが、交接が行われたのでしょうか。 生態ショーが見れるなんて、なんだか、嬉しくなってしまいました。
 2本目は、清水。ラストダイブです。 一昨日は、下の砂地まで、ゆっくり行けなかったのですが、今日は、行けました。 そういえば、ここのポイント、渡嘉敷の「野崎」に似ているかも。 まず、ハナヒゲウツボ。ブルーとイエローの不思議なウツボ。 きれいだよね。みんなが写真撮ってて、じゃあ、自分も撮ろうかと思ったとき、 穴の置くに引っ込んでしまいました。う〜ん、残念。 で、砂地に着くと、いきなりヤシャハゼ。何度見ても、いいですね。 ヤシャハゼとかヒレナガネジリンボウなどは、大好きなハゼです。 きれいに写真に撮るのは難しいですが・・・。今回もゲスト多数だったため、写真は、諦めました。 次は、なんとキツネメネジリンボウ。もしかして、初物?たしか、柏島でも見れなかったような・・・。 確かに初物でした。おめでとう!次回は、きっと写真に撮ってあげるからねぇ。 ハチマキダテハゼもいるらしいけど、オニハゼしか見つけられなかった。 浅場に戻ってからは、ハシナガウバウオやコマチコシオリエビ。ゆっくりじっくり。
 最終日。朝5時に起きると、なんだか、夜中に雨が降った様子。干していた器材が乾いていません。 ヨット 部屋に入れて、エアコンガンガン。7時頃、太陽が出てきたので、もう一度外に干しました。 なんと、9時ごろまでに乾いてしまいました。南の島の太陽、恐るべしです。 さて、帰り道は、大変でした。同行の小島氏は、器材、カメラ全てを宅急便で、送りました。 自分は、15キロのカメラ&パソコンを背負い、23キロの器材&着替えをキャリーバックで引いて帰りました。 でも、思ったより楽に帰りました。レンタカー、飛行機は問題なし。空港バスもトランクに積んでくれたし、 一番心配だった新幹線もドアのすぐ横の座席に座れたので、荷物も背もたれの後ろに置けました。 名古屋駅で在来線に乗り換えるときも、愛知万博効果でホームが整備されており、エレベータ利用。 楽勝でした。そうそう、お昼ご飯は、奄美名物「鶏飯」を名瀬市街の「とり新」で、頂きました。 コホロご推薦のお店でしたが、本当に美味しかった。一緒に頼んだ「ももの開き」も美味しかった。 
 最後に、ガイドの太田さん、池村カオリン、見習いのメグポン、そして、みのりさん、 本当にお世話になりました。
そして、一緒に潜っていただいた方々、ありがとうございました。
同行していただいた小島氏、次回も、よろしくお願いいたします。

2005/08/20_小西


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