今年も訪問
自然の宝庫、春の西表!!!



青い花火、デバスズメダイ
ヒュ〜ン、ピカッ、ドッカーン!
田中イントラ、うまいこと表現するなぁ。



のどかな風景
ちょっとしたジャングルの
向こうに見えるのは、住吉牧場



ハダカハオコゼ(ストロボ発光)
本来の色であるピンクが出ます。
・・・本来の色???
ストロボ光は、ここには、本来ないよね。



ハダカハオコゼ(自然光)
結構、渋いでしょ。
自然光の写真も好きなんです・・・
本来の色とは、こういうことなのかな。


日程: '06年3月29日(水)〜4月2日(日)
中3日3DIV = 合計9ダイブ

ポイント名: インダビシインリーフ、ヒナイビーチ(初)、バラス東(初)、ハリケーンチャンプル(初)、 網鳥深場(初)、崎山沖の根(初)、美田良浜、エンジェルリーフ、バラス西西→西(ドリフト)

天候: 晴れ、晴れ、晴れ

気温: 24〜25℃

水温: 23〜25℃

透明度: 10〜30m

Dサービス: ニライナリゾート
少人数制で、アットホームな感じのショップです。 ダイビング専用船のラダーは、EN・EXが凄くしやすいです。

宿泊先: ニライナリゾート
少人数制のアットホームな感じのプチリゾートです。 火のデッキで食べるBBQ(ダッチオーブン)でのチキンは最高です。(要予約)

旅行社: ピーディークラブ
前回、この西表での台風対応が非常に良くて、その後、利用しています。

見た魚たち: デバスズメダイ、アマミスズメダイ、クマノミ6種、イシガキカエルウオ、 ハタタテハゼ、ヤシャハゼ、カサイダルマハゼ、オドリハゼ、シマオリハゼ、 オニハゼ属の一種、ウミショウウブハゼ属の一種、ショーフィッシュ(黄色)、 オイランヨウジ、オビイシヨウジ、カスミチョウチョウウオ、 ガーデンイール、アカマツカサ、アカククリ、ノコギリダイ、アカヒメジ、 ヒメオニオコゼ、ハダカハオコゼ、ハナミノカサゴ、 リュウキュウハタンポ、ウメイロモドキ、ハナビラウツボ、 キンメモドキ、スカシテンジクダイ、イソマグロ、ツムブリ、コバンザメ、 キンギョハナダイ、ケラマハナダイ、ハナゴイ、アカネハナゴイ、 ホワイトチップシャーク

見たエビカニ: イソギンチャクモエビ、ダンスゴビーシュリンプ、バブルコーラルスリンプ、 オドリカクレエビ、オオアカホシサンゴガニ、コホシカニダマシ

その他の生物: アオウミガメ、コールマンウミウシ、イシガキリュウグウウミウシの幼体、ヒラムシの一種、枝サンゴの群体


 半年振り3回目の、西表に行ってきました。 今回も、癒されました。よく行く渡嘉敷とは、また違った趣のある島ですね。
 今回は、ゆっくり出発。9時頃、家を出て、11:25中部国際空港発の直行便で、石垣へ。 離島桟橋では、安栄観光の事務所に荷物を預けて、30分ほど 付近を散策。久しぶりに石垣の街中に来たナァ。さて、16:10発の高速船に乗りましたが、 船浦港行きが、海況悪く欠航のため、大原港行きになりました。確かに北からの風が強いもんね。 かなり揺れることを覚悟しましたが、大原港航路は、あまり揺れませんでした。 大原港から、船浦港までは、車で約50分。安栄観光の無料送迎バスがありましたが、 大きな荷物の観光客も多く、身動きできない状態でした。 カメ その上、運転手さん、飛ばす飛ばす。体が右へ左へ。40分ぐらいで船浦に着き、 そのまま宿の前まで送ってくれました。 結局、宿には、18時過ぎに到着、すぐに、夕食。今日は、西表島唯一のお寿司屋さん「初枝」です。 でも、お寿司だけじゃなく、魚料理、焼肉など、色々あります。しまらっきょの天ぷら、ビタローのマース煮。 美味しかったな。そうそう、夜のログ付けに参加させていただきました。 去年の同じ時期に来ていたK大潜水部の方が来ていました。 いやぁ、懐かしい。残念ながら、今日が最後だそうです。
 ダイビング1日目。ガイドは、田中イントラ。船長は、ショップオーナーの松永さん。 他のゲストは、常連のO橋さんのみ。基本的には、メンバーはこのままでした。 最初は、インダビシインリーフ。 そんなに深くないチェックダイブに最適なポイント?です。 デバスズメダイ(写真はるか上)が、青い花火のように・・・、とってもきれい。 オイランヨウジも堂々と泳ぎ、すぐ近くにオビイシヨウジのペアがかわいかったなぁ。
 2本目は、ヒナイビーチ。港の近くで、ちょっと泥系のポイント。結構、好きかも。 ここでは、ほぼ100%カメ(写真右上)が見られるそうです。 ジョーフィッシュ ず〜っと、居ついているらしいです。最初にトウアカクマノミ。 ちょっと濁っていましたが、なかなかのポイントです。 ここのトウアカは、黒が少なく、赤が多いような気がします。 途中、アオウミガメを見て、最後は、黄色いジョーフィッシュ。(写真左)。可愛かったナァ。
 そして、お昼ご飯。すっごく美味しかった。タコピタスサンド(←勝手に命名しました)。 レタス、賽の目切りされたトマト、スライスされたゆで卵、 ひき肉カレー風ペースト、そして、ピザ用チーズ。最初の印象がタコスかな?タコライスかな?って、 思ってました。でも、最後に出てきたのが、ピタ。これらの具材を好きなだけ、 半月切りされたピタパンの中に詰め込み、マヨネーズ、マスタードをかけて、思いっきり頬張る。 旨いっ。(写真下右)このピタも、手作りだよナァ。 ちなみに、「ピタ」って、中近東で食べられているパンですよ、念のため。
 3本目は、バラス東。憧れのバラス島。 昼食風景 真っ白な珊瑚のかけらだけでできている小さな小さな島。複雑な潮によって、 創られた島なんだよね、多分・・・。自然の偉大さを感じますね。そのバラス島の東側のポイント。 ここでは、一番印象に残っているのは、大きな大きなウチワヒラヤギ。 直径2mぐらい(大袈裟かな?)の立派な姿に感動して、 下からほぼ真上を煽るように、上を通るダイバーを入れて、写真を撮りました。 今回は、ニコノスXと15mmで、ストロボなし。どんな風に撮れている事やら。 早く現像あがって来い。鳩間島の南東は、このウチワヒラヤギの群生地らしいですね。 もっと大きなのもいるかもしれない。浅い所では、カサイダルマハゼやキンギョハナダイ、 ウミウシ類もたくさんいました。
 夜、去年も見せていただいたヤエヤマホタルを見に連れて行ってもらいました。 去年より、たくさんの蛍の瞬きに会えました。人も去年より、多くなっていた気がします。 マナーもちょっと・・・。蛍の淡い光の点滅を楽しんでいると、 そこに何台もの車が明るいライトを点けて走ってくる。 一瞬眩しくて、通り過ぎたあとも、蛍の光が暗く、見えなくなってしまう。 確かに、ここは道路だし、通行のためなら、なんら悪くもないけど、この車に乗っている人たちも 蛍を見るのを目的でやってくるんだよね。僕らのちょっと先に車を停めて、大騒ぎしていた。 他人への思いやり・・・、なんて考えながら、自分も無意識のうちに、 人に迷惑かけてるかもしれないなぁ・・・と、ちょっと反省してしまいました。 プチクマノミ城 でも、蛍は本当に幻想的で良かったです。このあと、宿に戻り、BBQです。 ダッチオーブンで焼かれたチキン、すごく美味しかった。ランチといい、心のこもった手料理って感じがします。 それから、オーナーの知人からの熊本産馬刺しの差し入れも、美味しかったナァ。
 2日目です。仲ノ神島(オガン)狙いです。でも、ちょっと東南東の風が強い。 やはり、島の西側、島影からでると、波が・・・。 デッキで大の字になって寝ていた自分は、内臓が口から飛び出るかと言ううぐらいの衝撃に襲われ・・・。 結局、断念。1本目は、ハリケーンチャンプルへ変更となりました。 ここは、洞窟での光の筋も綺麗だったし、プチクマノミ城(写真上左)もあって、ハマクマノミが一杯。 珊瑚もきれい(写真下右)で、すごく気持ち良かった。 最後は、安全停止をかねての浅場で、ノコギリダイの群れがお見送りしてくれました。
 2本目は、網取深場。潜る前に、田中イントラからの「ヤシャハゼ、ヤノダテハゼみたいですか?」 サンゴ の問いかけに、「は〜い」と答えていた自分。なんと松永オーナーとマンツーマンで、見に行くことに。 他のゲストは、網取浅場に、ガーデンイールを見に・・・。でも、良かった。 ヤノダテハゼは、見れなかったけど、ヤシャハゼは、しっかり。単独とペア。あとは、オニハゼかな。
 3本目は崎山沖の根。微妙なドリフト。 単なるノーアンカーにはならなかったけど、あまり流れてはいなかったナァ。 それでも、まず、ホワイトチップシャーク。それから、2匹のマグロにジーッと見つめられながら、 カスミチョウチョウウオの群れを眼下に見ながら、ゆっくりゆっくり流されて?いきました。 気持ちよかった。
 夕食は、宿から歩いて5分ほどの「ほしずな亭」に行きました。 まずは、オリオン生。この一杯が、もうたまらん。 そして、前は苦手だったのに、最近美味しいと思うようになったなーべらーに、ちょっと臭みのあるヤギ汁。 O氏500本記念 臭み消しのフーチバーは、結構強烈だったかも。でも、美味しい。そして、アイゴのマース煮は、最高だった。 夜は、宿に戻って、ログ付けです。常連のO橋さんは、お酒好きです。 日焼けなのか酒ヤケなのか分からないほど、顔が真っ赤です。 特に、美味しい日本酒が好きで、初日の夜は、美味しい吟醸酒をご馳走になりました。 そのO橋さんにサプライズ。今日500本記念ということで、宿のスタッフが、 記念のケーキ(写真上左)を作ってくれていました。
 3日目の1本目、美田良浜。今日は、宿の非番スタッフのナオコさんも一緒に潜ります。 このポイント、水がきれいだったぁ。昨日までは、微妙に濁りが入っていたけど、 ここはきれい。透明度30mぐらいかな。ガレ場から、水深15mぐらいに広がる真っ白な砂地。 トウアカ&卵 ここにも、トウアカクマノミ(写真下右)がいる。卵も持ってる。 とりあえず、中層を沖の根に向かって泳いでいく。 気持ちいい。根の上まで来て、ゆっくり降下。 根には、きれいなハダカハオコゼ(写真はるか上に2枚、ストロボ有無)。 卵を持った大きなバブルコーラルシュリンプ。 ナオコさんに知らせるべきか? ちょっと悩んだが、呼んでみる。だって、見慣れてる人だったら、失礼じゃん。でも、喜んでいるようで良かった。 本当に大きな個体だったなぁ。帰りにトウアカに寄って、ニコノスで、ワイドマクロ撮影。 うまく取れているといいナァ。トウアカの横には、フラフラとオドリカクレエビが泳いでる。 こいつもきれいに撮りたい被写体だ。そして、最後は、オドリハゼ。 今回の撮影機材では、到底取れないが、一応チャレンジ。やっぱり、撮れない。
 2本目は、エンジェルリーフ。ここの枝珊瑚(写真下左)は、本当にすばらしい。 枝珊瑚 枝珊瑚の上には、たくさんのデバスズメダイが、ここでも青い花火のようにきれいに群れている。 黄色いスズメダイもたくさんいる。 ニシキテグリもいるらしいので、流れに逆らいながら、ホバリングして、探してみる。 でも、前回に続いて、今回も見ることはできなかった。 最後は、ガレ場で、岩をひっくり返していると多分イシガキリュウグウウミウシの幼体と思われる ウミウシが・・・。可愛い。
 3本目、ラストダイブは、バラス西西→西でのドリフトです。 ウメイロモドキ、カスミチョウチョウウオの群れている中をゆっくりゆっくり根から根へ流されていく。 といっても、やさしい流れ。気持ちよかった。
夕食は、上原港前のKAKETAへ。石垣牛のあぶり焼と水菜、白髪葱のわさびソース。島ダコのマリネ。 青野菜のガーリックバター炒め。島らっきょのオリーブオイル揚げ。 ゴヤツナマヨピザ イタリアンベースの無国籍料理と言っていいのかな。 みんな、すごく美味しかった。中でも、ゴーヤツナマヨピザ(写真右)は、最高だった。 チーズのコクとマヨネーズが、ゴーヤの苦味を包み込んでとても美味しい。ビールが進みそう。 でも、今日は、レンタカーの運転があるので、飲めません。このあと、西表温泉に。 日本最西端の温泉らしいが、別にわざわざ西表島に来てはいる必要もないかも。入湯料1500円も高い。 デモでも、気持ちよかったのは、確かです。そして、宿に帰って、最後のログ付けと泡盛。 盛り上がりましたぁ〜。
 最後に、ダイビングガイドの田中イントラ、松永オーナー、 宿スタッフのマコっちゃん、ナオちゃん、お世話になりました。
そして、一緒に潜っていただいたO橋さん、ありがとうございました。吟醸酒も美味しかったです。
また、次回も、よろしくお願いいたします。

2006/4/7_小西


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