天気最高!
癒しの大自然、西表島!



疾走中のニライナ号
天気も良くて、海況もいい。
気持ちよく、疾走中のニライナ号。
船首にいるのは、ガイドのアズさん。



カミソリウオ
見つけた時、一瞬、伊豆かと・・・。
新人ガイドのJUN君は、初対面だそうです。



鳩間島の民家
行きたかった鳩間島に上陸!
TVドラマ「瑠璃の島」の舞台の島です。
まったく違う時間の流れを感じました。



ミカヅキコモンエビ
○○コモンエビ・・・。ソリハシ、ベンテンは、
よく見るけど、ミカヅキはあまり見かけない。
でも、最近、よく見せてもらえる。
今年は、多いのかなぁ。



ハイビスカス
青い空に、真っ赤なハイビスカス。
よく映えるなぁ。宿泊した「うえはら館」には、
他にもたくさんの花が咲いていました。


日程: '06年7月29日(土)〜8月3日(木)
3船DIV × 3日 = 9ダイブ
2船DIV × 1日 = 2ダイブ
 合計11ダイブ

ポイント名:
 (回数)
バラス東(2)、トカキン曽根(初)、ヒナイビーチ(2,3)、崎山アザミ(初)、 崎山沖の根(2)、網取浅場(2)、波照間サンドガーデン(初)、波照間ガーデンポイント(初)、 インダビシインリーフ(3)、バラス西(初)

天候: 晴れ、晴れ、晴れ、晴れ

気温: 32℃

水温: 27℃

透明度: 7〜30m

Dサービス: ニライナリゾート
少人数制で、レベル別、目的別のチーム分けをしてくれるので、カメラ派も安心です。 アットホームなショップですよ。併設の宿は、ちょっと高いのですが、3組までしか泊まれない 素敵なプチリゾートです。また、泊まりたいです。

宿泊先: うえはら館
大型民宿です。食事も美味しく、ダイビング機材の洗い場・干し場が充実しており、 リーズナブルな宿です。前回の西表で、一緒に潜ったO橋さんの常宿ということで、紹介してもらいました。 今回、チェックイン時に、女将さんにO橋さんのことを聞くと、「ご本人さん、今、居ますよ。」、 ・・・なんと再会できました。びっくりです。

旅行社: PDクラブ
ダイビングツアーの専門店。 台風等による高速船・フェリー欠航などのトラブル時の対応がすごくいいです。 ・・・某ハックルの方が安いようですが、自分は、ここをよく利用します。

見た魚たち: デバスズメダイ、ロクセンスズメダイ、フタスジリュウキュウスズメダイ、 アマミスズメダイ、クマノミ6種、イシガキカエルウオ、 ハタタテハゼ、パンダダルマハゼ、カサイダルマハゼ、ヒレフリサンカクハゼ、ハタタテシノビハゼ、 オドリハゼ、スケロクウミタケハゼ、ベンケイハゼ、クサハゼ、オキナワベニハゼ、チゴベニハゼ、 カスミチョウチョウウオ、 ウメイロモドキ、クマザサハナムロ、タカサゴ、オイランヨウジ、イシヨウジ、ジョーフィッシュ、 ユカタハタ、スカシテンジクダイ、キンメモドキ、 ガーデンイール、ノコギリダイ、アカヒメジ、ヨスジフエダイ、ハダカハオコゼ、ハナミノカサゴ、 ヒレボシミノカサゴ、ダルマガレイ、 ハナビラウツボ、ドクウツボ、 キンギョハナダイ、ハナゴイ、カシワハナダイ、ハナダイギンポ、リュウグウベラギンポ、 ホワイトチップシャーク、ロウニンアジ、ツムブリ、カミソリウオ、ミヤケテグリ、ナンヨウハギの幼魚 ケショウフグ、コクテンフグ、アデヤッコ、タテジマキンチャクダイ

見たエビカニ: ニセアカホシカクレエビ、ナデシコカクレエビ、イソギンチャクモエビ、 ウミウシカクレエビ、イソギンチャクモエビ、イソギンチャクカクレエビ、 ミカヅキコモンエビ、ソリハシコモンエビ、ベンテンコモンエビ、 クリアクリーナーシュリンプ、バブルコーラルシュリンプ、 ロングクロウシュリンプ、オシャレカクレエビ、ホンカクレエビ属の一種、 ダンスゴビーシュリンプ、コマチコシオリエビ、 オオアカホシサンゴガニ、クビナシアケウス

その他の生物: アオウミガメ、タイマイ、 アンナウミウシ、ユキヤマウミウシ、パイナップルウミウシ、 イバラカンザシ、 ウチワヒラヤギ


 4ヶ月振り4回目の、西表に行ってきました。 9時頃、家を出て、名鉄の急行で中部国際空港へ、直行便で石垣島へ。 離島桟橋から安栄観光の高速船で上原港へ。徒歩3分で、今回の宿である「うえはら館」へ到着。 この宿は、前回の西表で、一緒に潜って頂いた常連O橋さんのお勧めの宿です。 チェックインの時、女将さんにそのことを話すと、「今、そこに、ご本人さんいらっしゃいますよ。」とのこと。 マジっすか!って、・・・お久しぶりです。 日本酒大好きO橋さんから、早速「久保田」の特別純米酒「紅寿」を頂きました。 美味しい!・・・O橋さんは、3週間という長期滞在の初日で、 日本酒一升瓶5本も持参してきたそうですが、この時、1本、空けてしまいました。 ユキヤマウミウシ 凄過ぎです。再会を祝していると、明日だけ、予定を変更して、 ニライナリゾートで一緒に潜ってくれることに・・・。 O橋さんは、今回、3軒のダイビングショップをそれぞれ約1週間づつ利用する予定とのこと。 なんか嬉しいです。
 ダイビング1日目(7/30)。ガイドは、田中さん。他ゲストは、O橋さんと女性1人と宿スタッフのナオちゃん。 最初は、バラス東。一本目なので、チェックを兼ねて、近場のポイント。 デバスズメダイが凄くきれいだわぁ。 ここの見所は、大きな大きなウチワヒラヤギ。 水深20mぐらいのところに、直径3mぐらいの大きなやつ。ちょっと圧倒されますよ。 浅場に戻ってから、ヒレフリサンカクハゼやハタタテシノビハゼ、パンダやカサイなどのダルマハゼ。 そして、ユキヤマウミウシ(写真上右)などのウミウシも・・・。この写真、光源は、自作のLEDライトだけです。 前回渡嘉敷で、F間さんのLEDライトに触発され、製作しました。材料費だけで、約6000円。 実は、直前の伊豆でのデビューで、いきなり5分で水没しました。何とか、一週間で、復活させました。 すごく調子いいです。さあ、久々の西表、マクロも一杯で、今回も期待させてくれます。
 2本目は、トカキン曽根。大物狙いのポイント。 先にENTしたチームのガイド、アズさんが浮上して、「バラクーダいますよぉ〜」って。 慌ててENTしましたが、残念ながら、会えませんでした。 雲、海、ニライナ号 結局、小さなマグロ1匹と定番のグルクン、ウメイロモドキ、 カスミチョウチョウウオなどを見ただけでしたが、 微妙な流れに、気持ちよく中層を浮遊できました。
 さて、昼食です。ニライナリゾート特製手作り弁当です。お弁当箱が、かっこいい。そして、美味しいです。 のんびりと癒されながら、お昼を過ごしました。本当に天気がいいですよ(写真左)。 思わず、シュノーケリングをしてしまいました。
   3本目は、ヒナイビーチ。3本潜るのは、自分だけなので、一旦、港に戻りました。 O橋さんも、2本/日なのですが、一旦上陸して、ビール1リットルを買ってきて、再乗船。 ENTする頃には、ほとんど飲み切っていました。 さて、ここは、透明度は良くないけど、小物がたくさんです。 トウアカクマノミから始まり、泥系のハゼ、黄色のジョーフィッシュ、オイランヨウジ、アオウミガメ、 最後に寄った水深5mのスカシテンジクダイのいる根では、 ベンケイハゼ、ベンテンコモンエビに、パイナップルウミウシ。。 まだまだ色々いそうでしたが、エアが残り少ない。 結局、73分という、長時間ダイビングになりました。
 夕食は、うえはら館隣のKAKETA。O橋さん、田中ガイドと一緒です。 朝日 ピザもパスタも美味しかった。ラム肉のステーキ?も島ダコのマリネも最後の蟹チャーハンもうまかった。 田中さんお勧めのセセリ肉がなかったのが心残りですが・・・。
 2日目(7/31)です。今日の天気も晴れ。 凄く気持ちいい朝で、自然に早起きしてしまい、思わず朝日を撮影してしまいました。(写真右) 今日のガイドも田中さん。アシスタントで新人のJUN君がついてくれます。 ポイントは、西の方。マグロを見せてくれるって・・・。 昨日より、移動時間は、若干長いが、途中、とんでもなくベタ凪状態の海に遭遇。 空に浮かんでいる雲が、海面に映ってる(写真下左)。 そんな中を快調に疾走するニライナ号(写真遥か上)。あ〜、気持ちいい。
 1本目は、崎山アザミ。 ハタタテハゼとアケボノハゼの交雑種(ハイブリッド)狙いです。 去年のお盆に、奄美大島に行った時、ガイドの太田美乃里さんから話を聞き、 その写真(撮影:美乃里さん)の載っている伊豆海洋公園通信を頂き、 いつの日か見られることを夢見てきたお魚さんです。 凪 その時が、ついに来たのです。ブリーフィングで、水深13mに待機。 その間に、田中さんが水深22mぐらいの所で、探索する。見つかったら、呼んでくれるとのこと。 ワクワクしながら、ENTし、13mで待機。「田中さん、まだぁ〜!」、・・・遅い。 さすがにアシスタントのJUN君、何か見せないといけないと思ったのか、 スレートに「ハナビラクマノミ」と書いて見せてくれた。 「ありがとうねぇ!でも、いらない。ハタタテアケボノ交雑種が見たいんだよぉ〜!」 10分程して、田中さんが戻ってきた。「ゴメン!いなかった。」だって・・・、う〜ん残念。
 2本目は、崎山沖の根。大物狙いのドリフトです。ガイドは、アズさん。アシストにJUN君。 ドリフトのため、船長兼任の田中さんは、船上にて待機。 いざ、ENTすると、ゆっくりゆっくり流されていく。な〜んも出ないなぁ。 すると、ホワイトチップシャークが現れた。かっこいいよなぁ。サメの泳ぎってほんときれいだわぁ。 そして、ツムブリの群れが、目の前2mを横切り、ロウニンアジにも会え、 グルクン、ウメイロモドキの群れも凄かった。
 3本目は、網取浅場。ガイドがJUN君で、アシスタントに田中さん。 さて、どんなガイドをしてくれるのか! 深場には、ヤシャハゼもいるんだよねぇ。でも今日は、浅場だよね。 船の下集合で、待っている時に、久々にミナミダテハゼと共生エビを撮影。 さて、チンアナゴを見に移動開始です。 ダバスズメ花火 ふと、目の前を見るとなんだか不自然な海草の切れ端がフワフワ。なんとなく伊豆みたい。 やっぱりそうだ、カミソリウオ(写真遥か上)だ。あれっ?みんな気付かないの? JUN君も田中さんも、同行者も誰一人気付かずに置いてきぼり。写真撮りたいのに・・・。 「お〜い、ちょっと待ってよ。お〜い!」と大声を出す。JUN君が気付いて、戻ってきてくれた。 JUN君、初カミソリウオだって。よかったじゃん。写真もなんとか撮って、チンアナゴの所へ。 そこには、リュウグウベラギンポの乱舞が・・・。ハーレムじゃあ〜。 あの、ヒレを開いて、フラッシングしているのがすごく綺麗。 カシワハナダイも綺麗かったなぁ。 あとは、アキアナゴを見に行って、浅場に移動。そうそう、すっごく小さなオドリハゼも見せてもらった。 体長7mmぐらい。かわいかったです。デバスズメダイ花火(写真上右)もきれいだったなぁ。 カメラを構えて、わざと排気を勢いよく出すと、 珊瑚の上に広がっていたのが、びっくりして、珊瑚に一直線に戻ろうとする。 そのタイミングを見計らって、撮影すると、ほんとに花火みたいな写真となりました。 ニライナ号 最後の方は、田中さんがコクテンフグと遊んだり、ウミウシカクレエビを見せてくれたりで、 楽しいマクロな一本となりました。
 この日は、宿に帰ってから、スケッチブックを持って、散歩に出かけました。 港で、いつもお世話になっているニライナ号をスケッチ(絵左)してみました。 なかなか満足のいく仕上がりです。
 夕食は、二夜連続で、KAKETA。 昨日のピザとパスタがあまりに美味しかったため、リベンジです。 田中さんも付き合ってくれました。 パスタは、昨日のトマト系に対し、今日はオイル系。美味しかったよぉ。 昨日無かったセセリ肉も、ラム肉もうまかったなぁ。ここで、問題発覚。 実は、田中さん、微熱が続いているんだって。だから、明日は、お休みとのこと。 大事にしてくださいよぉ。 そうそう、明日のリクエストを聞かれ、まだ行ったことのない波照間をリクエスト。 楽しみだなぁ!!!
 3日目(8/1)、波照間遠征です。今日は、松永オーナーが船長。 メインガイドにアズさん、アシスタントにJUN君。 移動時間は長いですよぉ〜、1時間半ぐらいかかります。 ミヤケテグリ 約40分、昨日潜った崎山を越えたあたりから、海がちょっと荒れてきた。 南東から東の風のため、島影から出たら、とたんに波が出てきた。 波が左前方から向かってくる。かなり揺れた。でも、誰も船酔いしなかった。 30分ぐらい、揺られ続けただろうか。だんだん波照間島が近づいてきた。 海面の色がなんか明るいブルーだ。こっ、これが波照間ブルーなのか? なんだか、ワクワクしてきた。
 1本目、波照間サンドガーデン。ガイドは、アズさん。アシスタントにJUN君。 ゲストは、3人のみ。ENTすると、周りは、真っ青。明るいブルーだ。 水深27mとちょっと深めで、白い砂地だから、こんなに綺麗なブルーになるのだろうか。 これが、波照間ブルーなんだ。水深12mの中層を船首側に水平移動。 そして、一気にアンカリングしてある根に向かって、急速潜行。幻想的だよぉ〜。 水面近くは、ちょっと濁っていたけど、水底での透視度は、30m以上。凄い。 ここは、2つの根が隣接してある。大きな根の方には、ハナダイが乱舞している。 事前のブリーフィングで、この群れの中にハナダイギンポが紛れ込んでいるらしい。 いたいた。かわいい。近づきすぎると、そこはギンポ、岩の穴にお尻から入り込んで 顔だけ出している。この姿もかわいい。 波照間上陸 スカテンやキンメモドキも綺麗だなぁ。あぁ、ミヤケテグリ(写真上右)だ! ややっ、砂地には、チンアナゴが乱立。人を恐れないのか、かなり寄れる。 そうこうしてるうちに、無限圧潜水時間が、残り少ない。ゆっくり浮上開始。 浮遊感を楽しみながら、中層を移動し、ちょっと長めの安全停止をして、EXT。 気持ち良かったぁ。
 お昼ご飯は、波照間島に上陸して食べました(写真左)。 お弁当を頂いた後、美味しいと評判のそばを食べました。 スープの色が、ちょっと茶色っぽかったかな。凄く美味しかった。 これで、日本最西端の島「与那国島」に続いて、日本最南端の島「波照間島」も制覇しました。 やったね。
 さて、2本目は、波照間ガーデンポイント。 さっきより若干島に近づいているためか、水深は、23mとほんのちょっと浅め。 アンカーリングした大きな根から、北側に10mぐらいと40mぐらいの所に 直径5mぐらいの根がそれぞれ一つづつ。 潮の強さによっては、一つの根で終わるかもという説明を聞いて、さぁENT。 波照間ブルー やっぱり波照間ブルー。凄く癒されるわぁ。あまり流れていないので、2つの根にいけました。 印象に残っているのは、大きな大きなドクウツボ。ちょっとびっくりサイズです。 後は、ニセアカホシカクレエビに、ナンヨウハギの幼魚。またまた、ミヤケテグリにも会えました。 ネズッポ系の魚は、動き方がユーモラスでかわいいんだよね。そろそろ、浮上開始。 またまた、中層での気持ちのいい浮遊感を味わいながら、EXT。あ〜、楽しかったよぉ。 ほんと、波照間の海は、あなどれない事を痛感いたしました。
 さて、今日のポイント移動は、片道約1時間半。3本目など、潜れるとは思っていなかったところへ、 アズさんから、「3本目、どこに潜りたいですか?」、「えっ、3本目潜れるのぉ???」 ・・・そうか、ゲスト3人にスタッフ3人で、遠征だもんね。3本目、潜ってもらわないと、 燃料代にもならないよね。という裏の事情は、置いておいて・・・、 「ぜひ、窒素抜きの出来る浅いマクロのポイントをお願いします。」 帰りは、波はあるものの波の進行方向とベクトルがあっているので、揺れは、それほどでもない。 あっという間に、上原港の近くへ戻ってきました。
 3本目は、ヒナイビーチ。アズさんの粋な計らいにより、JUN君とマンツーマン。 ジョーフィッシュ 残りの2人は、アズさんのガイドで、トウアカとカメ探しです。 こちらは、JUN君にジョーフィッシュをリクエスト。 さぁ、出発だぁ。真南へ移動すること4分。あれっ、も少し東の方じゃなかったかなぁ。 やっと、東に転進。あらら、なんか迷っちゃったみたいね。浮上して、位置確認しています。 あとで、聞いてみると、別のショップの船がアンカリングしているのを避けて、 ちょっと遠回りしてたら、分からなくなっちゃったそうです。 なんとかジョーフィッシュに到着、でも他のショップの方がいらっしゃる。 しばらく待ちます。待ちます。・・・黄色のジョーフィッシュ。かわいい。前回も居たよね。 よ〜し、前回より近づいてやる。かわいい写真が取れました。(写真上左)
そして、途中、根付きのアオウミガメを見ながら、5mの根に移動。 ここは、小物がたくさんいるんだよねぇ〜。 でも、他ショップのお客さんがた〜くさんいらっしゃる。 う〜ん、じっくり写真撮れそうにないなぁ。ということで、ブリーフィングの時は、 遠いから止めようと言っていたヨスジフエダイのいる根に行きたくなった。 バブルコーラルシュリンプ JUN君にどうやって伝えよう。「ヨスジ、行きたい。」とココロに念じながら、 右手で「4」を示し、そのまま4本の指で、胸の前の水中を横に引っかくように「ヨスジ」を現し、 最後に人差し指で、根の方向を指差しました。 うぉ〜、通じた。JUN君からOKサイン。早速、移動。でもやはりちょっと遠いか。 移動速度も速い。息があがりそう。でも、来て正解。 小物がたくさん。水玉珊瑚があったので、バブルコーラルシュリンプを探してみたが、いないなぁ。 あれ、これって、オシャレカクレエビに似てるけど、ハサミ脚に赤茶色の斑紋がたくさんある。 渡嘉敷でも見たような気がするけど、たしか図鑑に名前が載ってなかったホンカクレエビ属の一種だ。 すぐ横に、オシャレカクレエビもいる。ロングクロウシュリンプもいれば、完璧なのだが・・・、 と思いながら一生懸命撮影。ふと、水玉珊瑚を見ると、さっきまでどこにかくれていたのか、 バブルコーラルシュリンプがいるではないか!早速撮影(写真上右)。 さらに、ミカヅキコモンエビがユ〜ラユラ。思わず、撮影に没頭(写真遥か上)。 この子は、結構着底してくれるので、ピントが合いやすい。5分ほど、被写体独り占め状態。 チゴベニハゼ でも、その割りにいい写真は、少なかったか・・・。そろそろ、5mの根に戻ろうか。 また、すごい速さで、移動。ここで、アズさんチームと合流。 でも、自分は、穴の中に頭突っ込んで、ベニハゼの撮影に熱中です。最初は、オキナワベニハゼ。 岩に自分の定位置を持っているこの子は、ほわほわほわ〜ぁっと中層に浮いて、ホバリング・・・、 パクッと何かを食べて、ほわほわほわ〜ぁっと元の位置に戻るを繰り返してる。かわいい。 見ているだけで、飽きない。おっと、写真撮らなくちゃ。 途中、目の前に全身を現したカエルウオを撮影し、最後は、チゴベニハゼ(写真上左)。 こうして、マクロ三昧の一本を終了しました。
 ダイビング最終日の4日目(8/2)。 今日のガイドは、松永オーナー、アズさん、JUN君。他のゲストは、3組6人。 当初、1本目は、ブランクダイバーもいるので、海況穏やかな鳩間島近くのポイントの予定でした。 そして、オーナーのご好意で、JUN君とマンツーマンの予定でした。 でも、鳩間島近くが思ったより荒れている。結局、ポイント変更。 海況も考えて、チーム分けも再考です。
 1本目、インダビシインリーフ。担当ガイドは、松永オーナー。 S口さんとK林さんの女性2人と同じチームです。 後で知ったのですが、このお二人、西表で2日間潜ったあと、渡嘉敷に行き、シーフレンドで潜るとのこと。 ハダカハオコゼ 渡嘉敷シーフレンドといえば、自分のホームグランドのようなところ。 世間は、広いようで狭いですねぇ。それにしても、西表のあと、連続して渡嘉敷とは、うらやましい。 さて、このポイントは、両サイドに大きな根があり、そこの間に白い砂地が扇状に広がっています。 インリーフということで、大きな波はなく、トゲトゲ珊瑚の根がたくさんあるんです。 ただ、扇状の根元のあたりは、流れが強くなりやすいとのこと。 今回も程よい、いや、ちょっと微妙な流れがありました。 ENTすると、スカシテンジクダイが珊瑚の根に綺麗に広がっている。ヨスジフエダイの幼魚もいる。 隙間の多いトゲトゲ珊瑚で、K林さんがスカシテンジクダイを下からあおり気味で撮っている。 その手元近くにいるのは、ハダカハオコゼじゃあないですか。K林さん、気付いてないのかなぁ。 あっ、気付いた。次、撮らせてもらおう。あ〜ぁ、枝珊瑚の間に入ってっちゃった。撮り難そう。 ・・・諦めたみたい。さて、自分のデジカメは、かなり小さいので、枝の間に入っちゃうんだよ。 横から手を伸ばして、ノーファインダーで撮影(写真上右)。 もともと、液晶画面だけで、ファインダーのないデジカメだから、表現がおかしいね。 ノー液晶画面撮影でもおかしいからな。とにかく、構図を確認せずに撮ったってことです。 ハダカハオコゼ、毎回撮ってるような気がするけど、画になる被写体だからいいよね。
 根の周りの砂地には、ヒレフリサンカクハゼの幼魚が、 背びれをパタッパタッと閉じたり開いたりしている。かわいい。 ソリハシコモンエビ 「閉じたり開いたり」で、思い出したが、 20年ほど前、アフタースキーで女の子達との親睦を深める時に、クイズで喜んでいたなぁ。 『山の上に、小屋がありました。そこのドアが、人もいない、風もない、傾いてもいないのに、 トジタリ、シマッタリしていました。さてなぜでしょう?』というものです。 文字で書いちゃうと分かってしまうのですが、「トジタリ、シマッタリ」つまり 「閉じたり、閉まったり」で、ずーっと閉じているから、不思議ではないというものです。 「閉じたり開いたり」と勘違いさせるクイズでした。 ヒントとして、「沈んだり潜ったり」や「点いたり灯ったり」があったりしてね。 この問題、つい最近のタモリのジャポニカロゴスで出てきたのには、 驚いたとともに、すごく懐かしくなったよ。 ・・・話を戻して、ある小さな根の穴に、ソリハシコモンエビのお子様の団体さんがいました。 グローブをはずして、そっと手を差し出すと、クリーニングしてくれます。なんてかわいいのでしょう。 そして、ボートの近くに戻ってきた根には、もっとたくさんの大人のソリハシコモンエビがいました。 穴の向こう側が、青く抜けているので、一生懸命ピントを合わせて撮影しようと思いましたが、 なかなかなかなかうまく撮れませんでした(写真上左)。 隣の穴には、ベンテンコモンエビが単独でいました。そういえば、混泳していませんでしたねぇ。 なぜでしょう?ここには、他にお腹にびっしりと卵を付けたオイランヨウジがいましたね。 こいつもかわいかったです。 鳩間島上陸 最後は、かなり流れがきつくなってきて、息があがりましたが、無事にEXT。
 2本目は、バラス西。気持ちよく流れている中を、のんびり根を回って、 コマチコシオリエビやアデヤッコを見ていると、松永さんが、チリンチリンチリン!と鳴らし、 すごい勢いで泳いでいく。あわてて追いかけると、水面で、おぼれているような人が・・・。 その5m程下には、インストラクターともう一人。なんと、こんな所で、水面での機材脱着をしている。 どう見ても溺れてるとしか思えない人は、ファンダイビングなのか、講習中なのか! こんな所で、するな!!!ということで、最後のダイビング終了です。
 お昼ご飯は、鳩間島に上陸(写真上右)してとることに。鳩間島、素朴な島です。 上陸する時に、この島は、風紀が乱れるという理由で、裸や水着だけで歩き回ることを 禁止しています。 また、この島は、竹之内豊が出てた「瑠璃の島」というドラマの舞台になったところです。 ご飯の後は、舞台となった小学校や家並みを見て回りました。 沖縄らしい素朴ないい雰囲気の家がありますね(写真遥か上)。 鳩間島遠景 でも、ヘリコプターがうるさいうるさい。上空100mぐらいの所を何度も旋回し、 ホバリング。全日空系列のヘリで、機体の横にカメラが着いていました。 もしかしたら、来年のカレンダー用の写真を撮影していたのかな。 自分はANA株主だから、自分が写っているカレンダー、貰えるかも・・・。 今年のカレンダーの7月は、渡嘉敷の阿波連前のハナレ島が航空写真で写っていました。 今日は最終日なので、2本であがり、器材を綺麗に洗って、乾燥させないと・・・。 天気がいいので、きっとすぐ乾くでしょう。 乾かしている間に、港周りを散策すると、さっきまで居た鳩間島が綺麗に見えました(写真左)。 あぁ〜、ほんとにのんびりした時間を過ごせたなぁ。 もっと長期間滞在して、カヌーやトレッキングにも行きたいなぁ。 そうそう、帰りの石垣島でメールチェックすると、渡嘉敷常連のO本さんから、 「今、西表におるん?」と、メールが入っていました。 なんで知ってんの?って、渡嘉敷シーフレの元ガイドのコータ君が、今、西表に居るんだけど、 どうも海の中で、会ってたみたい。 あのヒナイビーチの5mの根、他のショップの人がたくさん居たとき、ガイドしてたんだね。 世間は、広いようで、狭いんだね。
 最後に、ガイドの田中さん、アズさん、JUN君、松永オーナー、他ニライナスタッフのの皆さん、 ありがとうございました。
また、宿の女将さん、お世話になりました。
そして、一緒に潜っていただいた方々、ありがとうございました。 常連のO橋さん、久保田も八海山も美味しかったです。ご馳走様でした。 今回も楽しく過ごせました。感謝しています。
また、次回も、よろしくお願いいたします。

2006/8/9_小西


[TOPページ] [遠征メニュー]

©2006 S.Konishi