ゆっくり、ノンビリ…
2年ぶりの奄美大島!



ハダカハオコゼ!
ついつい撮影してしまう被写体です。
ここ奄美では、この黒い個体の他に、
白とピンク色の個体に出会いました。
よく似ているツマジロオコゼのすごく
小さな個体にも会えました。



護衛艦たかなみ
古仁屋の沖に、海上自衛隊の護衛艦
たかなみが停泊していました。
奇しくも、外洋は高波で行けず、
「嫌な名前だね。」と話してました。
写真では小さいですが、甲板の主砲
(127mm54口径単装速射砲)の迫力は
かなりのものでした。他の武装は、
対空用のシースパローや対潜用の
アスロック等のミサイルがあるようです。
同乗していた蝶好きの男の子が
やけに詳しかったなぁ。
全長:151m 全幅:17.4m
基準排水量:4650t?



古仁屋の花火!
一昨年は、第2コホロ丸の船上から
眺めましたが、今回は、波のために
地上から…。コホロのスタッフや、
ゲストと地上で会う予定でしたが、
会えず、男2人で眺めてました。



このエビは!?
最終的には、アカホシカクレエビ
の若い個体かなぁと思っています。
目の間に白線があるし、腹節の
大きな白い斑紋上に赤茶の斑点は
目立たないんですが青紫でないので…。
最初は、サンゴから離れた砂地の上で
腰振りダンスをしていました。
それにしても、ナガレハナサンゴに
つくものなのでしょうか。


日程: '07年8月11日(土)〜16日(木)

2船DIV ×4日 = 8ダイブ

 合計 8ダイブ

ポイント名:
 (回数)
嘉鉄オアシス(3,4,5)、安脚場東(2)、
清水(4)、江仁屋オアシス(初)、
リトルガーデン(2)、黒崎東(2)

天候: 8/12雨、13曇、14曇、15晴

気温: 27〜31℃

水温: 26〜27℃

透明度: 13〜20m

宿 泊 先 : サンフラワーシティホテル
(渡嘉敷のサンフラワーとは、無関係です。)

ビジネスホテルに近い感覚のホテルです。部屋もきれいで清潔、 バスルームも狭くなく、民宿が苦手な方には良いホテルです。 食事なし、ツインルームで、\4900/一人もまぁまぁです。 ただ、難点は、冷蔵庫がないことですねぇ。 それに、部屋を出ると電源がOFFになるので、充電は気を使います。

Dサービス: アクアダイブ コホロ アクアダイブコホロのページ

太田夫妻が経営されているアットホームなショップ。 少人数制で、レベル別、目的別のチーム分けをしてくれますし、 一つの根でノンビリと撮影させてくれたり、 浅場に戻ってから安全停止を兼ねて、 計60分近く潜らせてくれたりと、カメラ派も嬉しいです。 ゲストの要望にできる限り応えようとしている姿勢が気持ちいいです。 また、3年前に新造したダイビング専用船は、大変使い勝手がいいです。 特に、ラダーは秀逸で、EXTが楽にできます。 リピーター率もかなり高いです。

旅行社: 今回は利用せず。
同行していただいたK島氏が、全て手配してくれました。 ありがとうございます。

見た魚たち: デバスズメダイ、 ミツボシクロスズメダイ、クマノミ5種、 イシガキカエルウオ、 パンダダルマハゼ、カサイダルマハゼ、 ハタタテハゼ、オキナワベニハゼ、チゴベニハゼ、 アカメハゼ、ソメワケイソハゼ、ハナグロイソハゼ、 ヒメダテハゼ、ヤシャハゼ、ホタテツノハゼ、ヒレナガネジリンボウ、 ホニハゼ、ヒレフリサンカクハゼ、 ハダカハオコゼ、ツマジロオコゼ、ダンゴオコゼ、オニダウマオコゼ、 フタイロカエルウオ、 タテジマヘビギンポ、ワカヨウジ、オビイシヨウジ、 ミヤケテグリ、 ウミシダウバウオ、ハシナガウバウオ、 ハナヒゲウツボ、ミナミハコフグの幼魚、 チンアナゴ、スカシテンジクダイ、キンメモドキ セミホウボウ

見たエビカニ: オトヒメエビ、スザクサラサエビ、 オシャレカクレエビ、アカシマシラヒゲエビ、 バブルコーラルシュリンプ、アカヒゲカクレエビ、 アカスジカクレエビ、クリアクリーナーシュリンプ、クシノハカクレエビ、 ソリハシコモンエビ、ミカヅキコモンエビ、 ウミシダヤドリエビ、リュウキュウウミシダエビ、 イソギンチャクモエビ、ホソジマモシオエビ属の一種、 トゲトサカテッポウエビ、サンゴテッポウエビ、 カバイロサンゴガニ、クビナシアケウス、 カンザシヤドカリ、ニシキカンザシヤドカリ、 アナモリチュウコシオリエビ、 コマチコシオリエビ、ショウグンエビ、 トラフシャコ、モンハナシャコ

その他の生物: シライトウミウシ、クロスジリュウグウウミウシ、 イシガキリュウグウウミウシ、ソライロイボウミウシ、 コイボウミウシ、ウルトラマンホヤ(←通称)


 2年ぶり3回目の、奄美大島に行ってきました。 手配も全て、2年ぶりのK島氏にしていただいたので、楽々でした。 今回も島の南部、瀬戸内町古仁屋に滞在予定です。 まず、名古屋から新幹線とバスで大阪(伊丹)空港へ…。 空港では、「悪天候のため、鹿児島空港に向かうかも…。」なんて、 掲示があり、ドキドキしてました。 台風7号崩れの熱帯低気圧の影響のようです。 なんとか、15分遅れで奄美大島空港に到着。 ダンゴオコゼとカバイロサンゴガニ でも、接続のバス(古仁屋直通)が、既に発車済み。 飛行機に合わせて運行しているはずなのにねぇ。 バス停横で、電話で、 「何度も確認したじゃないですか!」と怒りまくってる女性が…。 たぶん、相手は旅行社。…人間って、不思議ですねぇ。 その人見てたら、怒りが収まり冷静になれました。 で、次のバスに乗りましたが、その後の接続が悪く、 宿到着は、2時間遅れ。 お祭りの真っ最中でしたが、振舞い酒は既に終了でした、残念。 夕食は、島料理のお店「ばしゃん葉」で、豚骨と刺身の定食で、 生ビール。ボリュームありました。
 ダイビング1日目(8/12)。ピックアップに来てくれたのは、 懐かしのメグポン(日高さん)。 2年前は、見習いだった彼女の変身振りに驚きです。 明るく元気なのはそのままに、すごく女性らしくなっていました。 さあ、1本目です。ガイドは、太田さん。お久しぶりです。 バブルコーラルシュリンプ 天気は、生憎の雨模様。前日よりは、海況はいいとの事でしたが、 波もあり、外海は行けそうになく…。 他にゲストは、2年前もご一緒したK原さん。神戸のA藤さん、H田さん。 K島氏で、計5人。 ポイントは、大好きな小物のたくさんいる 嘉鉄オアシス です。砂地を移動中、早速、見つけたのは、ワカヨウジ。 ブリーフィングでの説明どおり、いきなり居ましたねぇ。 ケラマハナダイの乱舞する小さな根で、 太田さんが見せてくれたのは、まだ小さな黒い ハダカハオコゼ(写真遥上)。 何度見ても、気付くと撮影してます。 オトヒメエビやオシャレカクレエビもいます。 サンゴの中を見ると、 ダンゴオコゼとカバイロサンゴガニ(写真上右) が、仲良く寄り添っています。かわいぃ〜。 さらに、すぐ近くには、アミメアンゴガニさんもいらっしゃいました。 ちょっと、移動すると岩場に、コブシメの幼体が体色を目まぐるしく変化させて、威嚇…。 背中には、くっきりと#のマークが浮き出て、かわいかったです。 モンハナシャコ 最後は大きな根では、ミナミハタンポにキンメモドキ、スカシテンジクダイが綺麗でした。 …と、最後の最後で、パンダダルマハゼを教えてもらったけど、うまく撮影できんかったぁ〜。 リベンジできるかなぁ。
 2本目は、 安脚場東 です。スカシテンジクダイのたくさん居る根に、オニダルマオコゼがいましたよ。 砂に潜っているわけではなく、根に開いてる大きな穴の入り口で、岩に化けていました。 すぐ横のミズタマサンゴに バブルコーラルシュリンプ(写真上左) が全身を見せてくれました。 奄美大島って、ミズタマサンゴがすごく多い気がします。 さて、次の根へちょっとしたガレ場を移動中、 クビナシアケウスを発見。 石のウラを覗いてみると、 テッポウエビ属の一種もジーッとしていました。 視線を感じて、振り返ると、 モンハナシャコ(写真上右) が、じっと様子を窺っていました。 最後は、リュウグウウミウシ類(クロスジ、イシガキ)、 シライトウミウシを見て、終了です。
 今日は、雨なので、ショップに戻って、お昼ご飯です。 戻る途中、海上自衛隊の護衛艦 たかなみ(写真遥上) を間近に見られました。 同乗していたI上さん家族の兄弟がすごく詳しかったですよ。 シースパローだとかアスロックだとか、意味分かりませんでした。 古仁屋の水上花火 お弁当の後は、3本目に向かう人を横目に見ながら、 自分と同じく2本のA藤さんとH田さんと、 美味しいおやつを食べながらログ付け…、 ノンビリできました。
 夕食は、中華料理の「栄屋」さんで、中華定食と餃子で生ビール。 やっぱりボリュームあります。 さて、今日は、祭りのフィナーレの花火があがります。 2年前は、第2コホロ丸の船上から、花火見物でしたが、 今年は、ウネリがあるので、地上からです。 コホロのスタッフ、他のゲストとは、 コーラル橋の西の袂で待ち合わせしましたが、合流できないまま、 花火(写真遥上)は、始まってしまいました。 K島氏と男2人で、眺める花火は、きれいではありますが、 少し寂しい気もしました(笑)。 水上花火(写真上左) は、トンでもない迫力で、もしかしたら、火の粉が飛んでくるんじゃないかと 心配したほどです。
 2日目(8/13)です。 今日は、ゲストが増えました。 太田さんチームは、昨日の5人にプラス3人の計8人。 アシストに福島さんがついてくれます。 ウミシダウバウオ 福島さんは、清水(せいすい)在住ながら、集落の目の前、 すぐ沖のダイビングポイントの「清水(せいすい)」には、 潜ったことがないそうで、一度、潜りたいと思っていたとの事。 ボートに乗ること約10分。その清水に近づいてきた時です。 なんと福島さんが急用で、戻らないといけない事に…。 急遽、目の前の小さな桟橋に接岸、 残念ながら、自宅に走って帰っていきました。
 さて、1本目のポイントは、やはり 清水。 水深25mぐらいの砂地には共生ハゼがたくさん居るようです。 人数が多いので、いつものように、自分で探します。 早速、目的のヤシャハゼを見つけました。 前日のログ付けで仲良くなった?A藤さんとH田さんと一緒に観察です。 他にキツネメネジリンボウとかも居たようですが、残念ながら見られませんでした。 ふと、横を見ると、砂地の上に透明でちょっと白と紫の線がある小さなエビが、 腰を振って踊っていました。 オドリカクレエビかとも思いましたが、違うようです。 南箱河豚幼魚 近づくとフワーッと浮き上がり、ナガレハナサンゴの上に…。 ニセアカホシカクレエビとも違うようですが…。 後で、図鑑で調べると、どうも アカホシカクレエビ(写真遥上) のようでした。 その後は、低空飛行を楽しんでるセミホウボウ、 まだ小さく1cmぐらいのクマノミ幼魚、 またまたバブルコーラルシュリンプ、 動きがかわいいヒレフリサンカクハゼ、 とっても美味しそうなタコ、 そして、久々に会えた ウミシダウバウオ(写真上右) 等を見つけて喜んでいました。 すぐ横のウミシダには、ハシナガウバウオも居ましたよ。
 2本目は、 嘉鉄オアシス。 昨日に続いて、潜ります。 太田さんは、ポイントが重複することを申し訳なく思っているようですが、 大丈夫です。好きなポイントの一つですから…。 過去に、パラオに行って、2日連続合計4本同じポイントに 潜った実績もありますし…(笑)。 実際、ルートをかなり変更してくれたので、最後の大きな根に来るまでは、別ポイントでしたよ。 印象に残っているのは、ハダカハオコゼかと思ったツマジロオコゼの幼魚、 いつもかわいい ミナミハコフグの幼魚(写真上左) 、 そして、どこの海に行っても、カンザシヤドカリが居ると周辺を探していた ニシキカンザシヤドカリ ニシキカンザシヤドカリ(写真右)。 今の所、沖縄では見つけられていませんねぇ。 また、この個体は、名前の由来となった綺麗なハサミ脚に藻のようなものを生やしていました。 後半の大きなスカテンの根では、パンダダルマハゼにリベンジです。 でも、5分ぐらい粘りましたが、うまく撮影できませんでした。 なぜ、これほど、パンダダルマハゼに拘るのかって…。 それは、先月の渡嘉敷で、Mノエさんが、 とても素敵なカサイダルマハゼの写真を撮られていたからです。 それが、ちょっと悔しくて、自分も撮りたいと…。 同じカサイじゃ、芸がないので、パンダさんを…、と言うわけです。
 今日のログ付けも、早めに終了。昨日に続き、今日もA藤さんとH田さんのレンタカーで、 ホテルまで送って頂きました。ありがとうございます。 そうそう、お世話になったメグポンですが、今日で応援終了とのこと。 今は、非常勤だったんですねぇ。 今回は、一緒に潜れませんでしたが、ありがとうございました。 コホロバー そして、夕食は、そのメグポンに紹介して頂いたお勧めのお店「洋食屋 Recto」に行くことに…。 でも、残念ながら、この日は貸切だったようです。 そこで、郷土料理も味わえる、ちゃんこ居酒屋「神鷹」へ。 K島氏のお勧めの店ですが、昨日までは、満員で入れませんでした。 ゆで豚骨や刺身サラダ、地元のキビ酢を使った鯛南蛮を注文、美味しかったですよ。 中でも鯛南蛮は絶品で、もう一皿追加してしまったほどです。
 夕食の後は、途中で、神鷹にやって来たA藤さんとH田さんに誘われ、 コホロバーに行くことに…。 コホロバー(写真上左) では、すでに、他のゲストが、盛り上がっていました。 いつもは、真面目青年風のガイドの片瀬くんが、シェーカーを振って、 スペシャルカクテルを作ってくれました。あぁ〜、楽しかったぁ。
 3日目(8/14)です。「外洋で潜りた〜い」というリクエストがあったようで、 西に向かう第2コホロ丸。でも、外洋はまだ荒れていました。 鼻髭と鼻黒 …1本目は、大島海峡の西のハズレにある無人島 「江仁屋離れ」のすぐ脇にあるポイント、 江仁屋オアシス です。今日のガイドは、片瀬くん。 ココは荒れてなかったとはいえ、やはり濁っています。 ロープに沿って、潜降すると、水深10mのところに、 12畳ほどの大きな根がありました。 1時間タップりとその根で、半放置プレー。 バディに気を配りながら、自由に撮影しまくりました。
 ゲストが入れ代り立ち代り撮影していた一番の目玉は、 ハナヒゲウツボ(写真右)でした。 この写真は、目の前に居るハナグロイソハゼを捕食しようとした瞬間です。 ただし、超へたくそで、牙が触っているのに、捕まえられないんですよ。 動きが優雅というかスローモーというか、ノンビリしています。 それを知っているのか、ハナグロイソハゼの方も、 ちょっと避けるだけで、本格的には、逃げないんですよ。 過去に見たハナヒゲ君も、キンメモドキを捕るのがへたくそでした。 捕食が下手な個体ではなく、捕食が下手な魚種なんでしょうねぇ。 他には、ちょっと明るめ体色のミヤケテグリ、 紅白のハダカハオコゼ、超巨大なトラフシャコ。 薩川湾鳥瀬 そして、誰も中を覗いて、撮ろうとしていなかった大きな横穴を覗いてみました。 確かに、キンメモドキがたくさん屯(たむろ)しているので、 頭を突っ込む気にはならないのかもしれませんが、 中を覗いて、びっくりです。 同じ空間にたくさんの種類のエビが、ごっちゃりといます。 アカシマシラヒゲエビ、オトヒメエビ、オシャレカクレエビ、スザクサラサエビ。 そして、20個体ほどソリハシコモンエビも浮遊していました。
 さて、水面休息のために、 綺麗なビーチ(写真上左) にボートを寄せて、停泊しました。 ココは、加計呂麻島の薩川湾鳥瀬という場所で、過去に昭和天皇がいらっしゃったようで、 その記念碑があります。 写真では、見えにくいですが、中央左の岩山の上に、建立されています。 また、奄美大島は、沖縄と同じく、旧日本軍の重要な拠点の一つだったようで、 この薩川湾にも、あの戦艦大和が投錨したこともあるらしいです。 ソリハシコモンエビ 次回は、戦跡や史跡も回ってみたいですね。
 2本目は、 リトルガーデンです。 名前の通り、マクロ系、小物天国です。 奄美定番ミズタマサンゴには、バブルコーラルシュリンプ。ヤギ類には、アカスジカクレエビ。 イソギンチャクの側には、イソギンチャクモエビ。穴の奥には ソリハシコモンエビ(写真右)。 この子は、抱卵中でした。そんなエビ類がたっくさん。 アカスジカクレエビの居たヤギ類には、 極小のコシオリエビ属の一種も居ました。 あとで、写真で確認したんですが、 アカスジカクレエビの約1/10の2mmぐらいでした。 また、海綿の中を覗いてみると、クシノハカクレエビがジッとしていました。 最後は、枝珊瑚の根元に、ホソジマモシオエビの一種がいました。 そういえば、ヤシャハゼもいたなぁ。
 さて、昼食を食べ終わると、片瀬君が「3本目、行かない方ぁ〜?」と。 「…ハイ!」って、自分だけかよ!…自分のためだけに、桟橋へ。 食い込み 残りの約10人は、3本目に行きました。みんな元気だなぁ。 コホロに戻ってきて、シャワーを浴び、着替えて、 ノンビリしている時に、ふと気付いた パパイヤの木(写真左)。 器材干し用のロープが食い込んでいました。 生命力と年季を感じます。 福島さんにホテルまで送ってもらい、 一人でログ付けしながら、ゆっくりできました。 K島氏が帰ってきた6時過ぎ、夕食を食べに、 昨日ダメだった「洋食屋 Recto」さんへ。 …今日もダメでした。 お客さんは、誰もいなかったのですが、まもなく予約で一杯になるそうです。 「明日は、早く来よう!」と思い、店を後にしましたが、 この時、予約して帰れば、良かったですね(笑)。 で、海鮮料理の「海峡」さんで、 刺身盛合せ、サザエのつぼ焼きで、生ビールをプハーッと。 エビフライ定食は、値段の割りにボリュームがあって、美味しかったですよ。

 4日目(8/15)は、ゲストの人数が一気に減りました。 ファンダイバーが4人と体験ダイバーが2人だけです。 太田さんチームは、バイクとともにフェリーでやって来ているM脇さんとK島氏の3人だけです。 天気もやっと晴れました。 1本目は、念願の 黒崎東です。 ホタテツノハゼを撮影したかったんです。 沖縄紅鯊 渡嘉敷常連のO本さんからの 「『黒崎』なら、必ず会えるよ。」 という情報で、リクエストしてありました。 そして、今日なら、朝から行けそうとのこと。 お願いしま〜す。 さて、ENT直後、K島氏が…、 カメラを指差して、「×」マーク。 ハウジングの半分ほど水が…。 「ガーン!」ですね。 K島氏、2年前の奄美、それも300本記念の時、 カメラを水没させていたような…。
 気を取り直して、深場へ移動。 所々に岩礁もある小石交じりの砂地。 4人が扇形に広がり、共生ハゼを探します。 なかなか居ません。 岩礁の穴からは、フトユビシャコ属の一種やアナモリチュウコシオリエビが 様子を窺っています。 岩礁の亀裂に、 オキナワベニハゼ(写真上右) が居ました。 白とオレンジの海綿に覆われたその亀裂が 背景となり、すごく綺麗でした。 そして、立派なダンダラダテハゼを見ながら、 砂地を進むと、ちょっと若いヒレナガネジリンボウが居ました。 神経質な個体なのか、かなりの距離(5m以上)なのに、下半身は、穴の中です。 帆立角鯊 さらに姿勢を低くして、ゆっくり進むと、 なんとヒレナガくんの左1.5mに、 ホタテツノハゼ(写真上左) が居るじゃないですか。まだ背ビレは、閉じたままです。 威嚇のために、背ビレを開くと聞いています。 距離にして、3m。ストロボは、まだ届きません。 まず、証拠写真を一枚。ストロボに慣らしながら、 ストロボの光が届く、1mぐらいまで来ました。 背ビレは、半開きです。この先は、慎重に近づかないと、 背ビレを全開にする前に、穴に入ってしまいます。 そして、上記写真を撮った直後、穴の中に…。 ストロボを嫌ったのかなぁ。一応、目的は達成です。 帰り道では、トゲトサカテッポウエビを初めて見ました。
 ボートに上がってくると、体験ダイビング予定の一人が船酔いでダウンしてます。 パンダ1 水に慣れるために、シュノーケリングをしていた筈だったんですが…。 すぐに、加計呂麻のスリ浜海岸へ移動し、 ビーチにアンカリング。体験の2人は、上陸して休憩です。 残りのゲストは、ちょっと早い昼食です。 30分ぐらいマジ寝した2人は、元気に復活。 オカヤドカリと遊んでいました。
 2本目、ラストダイブのポイントは、 嘉鉄オアシスです。 そう、またパンダダルマハゼのリベンジできます。 ゲストは、今日の1本目が初ファンダイブだったS木さんが合流しました。 まずは、ケラマハナダイの根で、エビやベニハゼ類、ハダカハオコゼを見た後、 スカテンの根に…。さぁ、リベンジ開始です。 ゲストが少ないので、ゆっくり撮影できそうです。 ずっとお尻を向けているパンダ君。 時々、顔をこちらに向けてくれ、何度かシャッターを押すものの、いい表情が撮れません。 3分後、やっと 会心の一枚(写真上右) が撮れました。 なかなか、同じ所から、移動しないのは、卵を守っているのかもしれません。 しばらく待っていたら、大分慣れたのか、ペアが並んでくれました。 パンダダルマハゼのペア(写真下左) が仲良く並んだ写真。これも会心の2枚目です。 パンダ2 合計20分、28カット。動画も20秒の撮影でした。 もちろん、他のゲストに注意しながら撮っていました。 この超満足した1本をもって、 楽しいダイビングが終わってしまいました。
 今日は、みんなが2本で終了。 太陽が出ているうちに、器材を乾かします。 M脇さんも、今日の夕方のフェリーで帰るそうです。 そっか、飛行機じゃないので、大丈夫なんだ。 S木さんは、1ヶ月、仕事で奄美に来ていた様子。 その間に、コホロでCカードを取得したようです。 で、今日から、3日間のファンダイブ後に自宅に帰るそうです。 なんと自宅は、名古屋近辺、同郷です。ぜひ、一緒に潜りましょうねぇ。 記念に 集合写真(写真下右) を撮りました。
 そして、最後の夕食は、「洋食屋 Recto」へ。 今日は、早めに来たので、大丈夫でした。 料理は、期待通り、美味しいものでした。生ビールに、 カンパチのカルパッチョとメキシコ風サラダ。ちょっと辛めのなんとか風グリルチキン。 集合写真 これだけでも、ボリュームたっぷりなのに、目的は、激安ステーキ。 その前に、K島氏が白ワインのボトルを…。 「俺に、白ワイン飲ませたら、ダメだわ!」と叫びながら、 楽しく酔っ払っているK島氏。自分で頼んだんですよ。 そうこうしている内に、超お得な200gステーキセットが登場。 K島氏は、シーフードカレー。ホントにむちゃくちゃ美味しい。 ふ〜っ、食べた食べた。K島氏、カレーをベタ褒め。もう一杯頼もうか悩んでる。 半分冗談で、エビフライカレーなら、手伝ってあげるよ。 …次の瞬間には、オーダーしてました。 「洋食屋 Recto」超お勧めです。
 最終日、そのまま、帰るのはもったいない。 大阪経由なので、関西のダイバー仲間に連絡を取ってありました。 渡嘉敷常連、京都のF間さんとG藤さんが、遊んでくれることに。 8/16は、京都の大文字「五山送り火」のある日です。 K島氏も誘いましたが、伊丹でお別れです。 大文字送り火 伊丹空港から、モノレールと阪急電鉄を乗り継ぎ、京都の河原町へ。ココで、2人に合流。 F間さんは、なんと浴衣姿。いい雰囲気です。鴨川沿い、先斗町を徒歩で移動。 なんだか懐かしくて、いい雰囲気の小路です。京阪電車で出町柳まで移動。 すごくたくさんの人。 「止まらないで。橋の上では、観覧できません。」と叫ぶ、おまわりさん。 でも、もう動けません。ごめんなさい。そして、待つこと約15分。 大文字(写真左)が、浮かび上がってきました。 テレビでは、見たことありますが、やはり生は、迫力が違います。 ほんの20分ぐらいでしたが、 素敵な体験でした。帰りは、京都の台所「錦市場」を通りました。 昼間は、大混雑だそうですが、夜は、空いています。 市場独特の匂いの中、G藤さんお勧めのお店「元蔵 京都錦本店」に着きました。 串カツや、おでん(夏だけど)、ネギ焼で、乾杯。 いやぁ、生ビールが美味しいわぁ〜。 そして、京都滞在時間、約4時間。 最終の「のぞみ56号」で、無事に名古屋に帰りました。
 最後に、ガイドの太田さん、片瀬くん、メグポン、みのりさん、福島さん、 本当にありがとうございました。
 一緒に潜って頂いたK原さん、A藤さん、H田さん、M脇さん、S木さん、 他の皆様、ありがとうございました。来年も会えるような気がします。
 渡嘉敷常連のO本さん、F間さん、G藤さん、ありがとうございました。 今回も楽しく過ごせました。 次回も、よろしくお願いいたします。

2007/8/30   小西


[TOPページ] [遠征メニュー]

©2007 S.Konishi