1998年7月17日(金)〜20日(月)
初めての沖縄 伊江島

最高でした、沖縄。
天気もね、行く前は、「雨、くもり、雨、雨」だったけど、
「くもり、晴れ、くもり、雨」で、最終日に雨だっただけで、
ダイビングした日は、何とかもちました。
ちょっと、風が強くて、波があったけど・・・。
でも、水中は、本当にきれいでした。
底の砂は、真っ白だし、さんごも、魚も、カラフルで、奇麗で・・・。
海底洞窟に入ったり、クレパス(岩の割れ目)に入ったり、
地形的にもダイナミックな所でした。
タツノオトシゴ見ましたよ。
1cmにも満たない、すっごく小さいのだったけど・・・。
ガイドが教えてくれたんだけど、言われても、ほんとは良く分からなかった。
なんとなくそんな風にみえました・・・。っていう程度です。
もっと技術を磨いて、もっと近寄れるようにならないと・・・。

トラブルもありましたよ。
ボートで、潜るポイントに行って・・・、
で、潜った後に、浮上したらボートがない。
ボートが流されて、はるか向うに浮いてます。
船長も潜ってて、その間に、碇(いかり)がはずれて、
流されたみたい。

イントラが、冷静に対処してたし、もちろん信頼できる人だから、
そんなに、パニックにはならなかった・・・、あんまりある事では
ないけど、それほど緊急事態でもないそうです。
あと、30分もたったら、ウェイト(おもり)を捨てさせたかも、と言ってた。
結局、半数は、自力で陸に上がり(女の子にはしんどそう。だって、崖だよ!)、
残りの半数(おれたちのグループ)は、違うボートには助けられ、
さらに、このボートで、「流されたボートを必死で、泳いで追いかけてた船長」を
拾って、事無きをえました。
その違うボートに助けられるまで、漂流してたのは、ほんの15分ほどだし、
俺は、そんなに疲れなかったけど、女の子は、かなり、辛そうだった。

あと、一人の女の子が、急浮上をしてしまって、イントラを慌てさせてた。
急浮上っていうのは、かなりの危険行為なんです。
だから、常に自分の状態(中性浮力:浮きもせず、沈みもせず)を
管理しておかないといけないんですけど、どうも、うまくできていない。
イントラも厳しいこと言ってたよ。
後で、かなり、怒ってた。

前に、水中カメラの事、話したと思うけど、イントラに、
「小西さん、カメラを使うのは、もう少し、慣れてからにしましょう。
いろいろ難しいですから。」と言われてたんだよ。
もちろん、何が、難しいか、って言うと、バランスを取るのが、一番難しい。
中性浮力で、水中で、静止しないと写真は撮れない。
水中には、地面はないから、陸上みたいに、ふんばれない。
・・・身体を固定できない。だから、ダイビング初心者にまともな撮影なんて、
できるわけがない。
それどころか、カメラとかに、神経を集中させると、息を吸って、
止めてしまうので、知らず知らずのうちに、浮いたりしてしまう。
ある程度、経験をつめば、息を吐き気味の状態でとめて、
身体を安定させることは、できる。
今回、イントラが写真を撮ってる(他の客のカメラで、手本を見せてた。)のを
見たら、ピシッと身体が、静止して、安定してるんだ。
それを見てる自分は、ふわふわしてるのに。
だから、イントラが言ってたことが、すごく良く分かった。
当分、カメラは、あきらめます。
でも、そのうち絶対、カメラやろうと思っています。

で、長くなりましたが、話をもどして、「急浮上してしまった女の子」。
この子、どうも、イントラが、やめた方がいいと言うのに、カメラを
持ち込んだみたい。
もちろん、いいカメラじゃなく、「潜るんです」です。
確か、水深1〜3m用のはずだけど、それを水深25mぐらいの所に、
持っていってたのかな。
どうも、そのカメラを使ってて、急浮上をやらかしてしまったようです。
水深10mぐらいのところから、いっきにグワーッと浮いていって、
しまいました。
とにかく、イントラは、ほら、いわんこっちゃないと言う感じでした。
幸い、大事には、いたりませんでしたが、「急浮上」は生命に関わりますので、
おれも、しっかりしないといけないと思いました。
でも、彼女は、そんなに、恐ろしいことをしてしまったという風には、
思っていないようです。
きっと、理解できてないんだと、思います。
ちなみに、その子は、俺と経験は、ほとんど変わりません(2本多いだけ)でした。
この子、そんなに、悪い子では、ありませんよ、念のため。
ただ、ちょっと、人の言うことを軽く考えてるのかなぁ!

おっと、沖縄の素敵なことを話そうと思ったのに、トラブルばかり、
話してしまいましたね。
ほんとに、沖縄っていいですね。
透明度が違う。
水がきれいで、遠くまで、見渡せる。
だから、ダイナミックで迫力のある地形なんて、最高です。
水中にも、崖が、あって、その横をゆっくりゆっくり浮遊しているのは、
何ともいえません。
それに、まだ、魚の名前をそんなに、覚えていませんが、
たくさん魚がいて、それが、また、奇麗なんです。

今回、「ハタタテハゼ」という魚をしっかりと、覚えました。
体長5cmぐらい、体色は、全体が、クリーム色で、尾びれが黒、
腰のあたりから、黒い尾びれまでが、オレンジ色。
で、一番の特徴が、背びれです。
ピン!と旗を立てたように背中から、細く真上に突き出してます。

ちなみに、あまり褒めないと言われている渡辺さん(イントラ:29歳)が、
最後の夜は、褒めてくれました。
「小西さんは、ちゃんと中性浮力とれてましたよ。」って。
周りの常連さんも、これは、一応!?、褒め言葉と言ってました。

あと、態度がでかいせいか、初心者(シングル:タンク本数のこと・・・経験度)とは、
見られなかったようです。
最後に、俺は、船酔いには、強いようだと言うことも発見しました。




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