4年連続4回目のリーフチェック
   in 渡嘉敷!



イソコンペイトウガニ
久々の背景を黒く落とした写真です。 絞り込んだカチッとした感じ、いいですねぇ。 ストロボ関係をちと改善しました。(1/125 F16 ISO200)


ベンケイハゼ
動かないからいいけど、それでもピント合わせが…、甘い。 絞り開放気味のフワッとした感じにしたかったけど…。(1/100 F4.5 ISO200)


リーフチェック集合写真
さぁ、これから、リーフチェックの開始です。ほとんどが、リピーターかな。 左端が、コーラルネットワークの宮本さん。Vibgyorのバンちゃんは、右後ろの帽子の人。似合わん

リーフチェックについては、06年、07年、08年の 遠征記録に調査内容などが、詳細に 記載されています。 ↓こちら↓もどうぞ。

2008年 千代頭RC
沖縄 渡嘉敷(06/11/19〜25)
3年連続3回目…
千代頭でリーフチェック!!

2007年 千代頭RC
沖縄 渡嘉敷(07/11/21〜26)
2回目のリーフチェック
in 渡嘉敷!

2006年 千代頭RC
沖縄 渡嘉敷(06/11/22〜27)
科学調査協力!?
渡嘉敷島初のリーフチェック!



テレコン仕様自作ハウジング
今回は、グリップの改善と外付ストロボの有線化を実施。 誤発光がなくなりました。かわいい奴です。 でも、この写真を撮った後、ショッキングなことが…。 詳細は、本文で。


イソバナカクレエビ
微妙に揺れていて、ピントが…。 こういう時は、絞り込んで、被写界深度を深(広)くするのが鉄則ですが…。 外付ストロボは、フル発光(陸GN14)のみの安物。 近づくと絞れるけど、さらに被写界深度が浅(狭)くなるし…。 あっ、トリミングしてますよ。(1/100 F8 ISO200)

日程: '09年11月18日(水)〜11月25日(水)

2船DIV(リーフチェック)= 2ダイブ
2船DIV × 4日 = 8ダイブ

 合計  10ダイブ
 …このうち、1ダイブがマンツーマン

ポイント名:
 (回数)
中頭(6)、灯台下(16)、三本根(6,7)、アーファーの根(9)、 千代頭(26,27,28)、ヒナクシ(10)、海人(28)

天候: 11/19曇、20晴、(21曇)、22晴、23曇、24曇

気温: 22〜26℃

水温: 24℃

透明度: 20〜25m


宿 泊 先 : サンフラワー SUN FLOWERのページ

いつもお世話になっている宿です。 オーナーはベテランインストラクターで、ダイビングもできます。 体験ダイビングや、少人数でされたい方に、お勧め。 食事は美味しく、スタッフも親しみやすく、アットホームな宿です。 ダイバーよりも、家族連れが多いかなぁ。 阿波連ビーチまでは、徒歩1分。 現在、釣り宿と化しつつあり、大型漁船も購入済み。 釣りのガイド兼バーテンダーの新スタッフは、超強力です。 バー・サンフラワーでの、カクテルも最高。 賞を頂いたらしい「ハイボール」がお勧めです。


Dサービス: Vibgyor Vibgyorのページ

3月に、独立開業したバンちゃんのショップ。 個人ショップの特徴を生かして、少人数制で小回りの利きます。 カメラ好きの人や、じっくりフィッシュウォッチングしたい方に、時間に囚われたくない方に、お勧め。 鯨観察や、島内観光なども、柔軟に対応してくれるかも…。 前回は、ほぼマンツーマンのガイドで、潜水&撮影時間も長めでした。 今回のリーフチェックの主催者で、珊瑚の産卵調査など、珊瑚を含む海の環境を真剣に考えているショップです。

旅行社: オリオンツアー
那覇1泊8日フリープランを利用しました。 名古屋−那覇往復飛行機と泊港南岸近くのホテルピースランド1泊を合わせて、ほぼ3万円。 もう、びっくり価格です。残りの6泊を直接手配でサンフラワー泊としました。


見た魚たち: クマノミ、ハナビラクマノミ、イロカエルアンコウ、ハタタテシノビハゼ、 ツマジロオコゼ、フグ類の脱け殻(遺骸)、ウルマカサゴ、タテジマヘビギンポ、 オキナワベニハゼ、ヤッコエイ、フタイロカエルウオ、ベンケイハゼ、オイランヨウジ、 ニセゴイシウツボ、スカシテンジクダイ、デバスズメダイ、フタスジリュウキュウスズメダイ、 ハナミノカサゴ、オニダルマオコゼ、トゲダルマガレイ、アマミウシノシタ、ヒフキアイゴ、 ハマクマノミ、オビテンスモドキ(yg.)、ハナゴンベ、イシガキカエルウオ、ヨスジフエダイ、 モンガラカワハギ、シモフリタナバタウオ、ヒレボシミノカサゴ
       ===== リーフチェック中 =====
フエヤッコダイ、チョウハン、チョウチョウウオ、トゲ…、フウライ…、 ミスジ…、カガミ…、スミツキトノサマダイ、カンモンハタ、ハゲブダイ

見たエビカニ: ウミウシカクレエビ、イソコンペイトウガニ、ホシゾラワラエビ、バサラカクレエビ、 ヒトデヤドリエビ、キンチャクガニ、ベンテンコモンエビ、カンザシヤドカリ、イソバナカクレエビ、 オトヒメエビ属の一種(通称:バイオレットボクサーシュリンプ)、ソリハシコモンエビ、スザクサラサエビ

その他の生物: ミミイカ類の卵、アンナウミウシ、オオイカリナマコ、マンジュウヒトデ、 クロスジリュウグウウミウシ、フリエリイボウミウシ、キカモヨウウミウシ、 アオウミガメ(リーフチェック中)


 2ヶ月ぶり、24回目の渡嘉敷は、リーフチェックです。 4年連続4回目となりました。誰か、皆勤賞くれないかなぁ。 今回の渡嘉敷入りは、 旅行社の『那覇1泊8日フリープラン』\30100-を利用しました。 お風呂831SH 航空券は、株主優待(半額)でも、往復\39200-。 那覇で、前泊しても、お値打ちですよね。 1泊は、泊港南岸のホテルピースランド。古いが、広めです。特に お風呂(写真右) は、無駄に広い。昔、大人のホテルだったんだろうなぁ。 残りの6泊は、常宿サンフラワーを個人手配です。
 さて、今夜の食事は、大物釣り予定のサンフラワー常連、K平さんと一緒です。日程を合わせてくれました。 ここだけの話、夕食話が決まった時、財布に諭吉さんを3人ほど、追加しちゃいました(笑)。 夕方、空港で合流し、一旦、それぞれの宿へ。1時間後、那覇在住のK平さんのお友達Aさん も合流し、お薦めの、女性スタッフしかいない 鉄板焼ステーキ『碧』(写真下左)さんへ。 メニューを開くと、そのお値段にドキドキ、っていうか、予想通り高級? …普段は、絶対に入らない、いや、入れないお店です。 鉄板焼ステーキ碧 ステーキ と赤ワイン を美味しくいただきました。 K平さん、トイレに行った時に、会計済ませちゃうなんて、カッコよすぎです。
 2軒目は、スナック。カラオケと和洋酒『山崎』で、盛り上がり…、午前1時。いつの間にか、会計済みの 店を出て、財布に追加した諭吉さんを出しながら、「今日は、これだけしかないんですが…。」と渡そうとしたら、 「今日は、そんなつもりはないから、いいよ。」って。K平さん、カッコいい〜。御馳走様で〜す。
 そのまま行った3軒目は、高級クラブ。 VIPルームに、ドンペリ2本!?…、人生初の経験でした。 う〜ん、一眼レフハウジング一式が買えちゃうなぁと考えながら、ゴチになりました。 ドンペリの感想は…。
 4軒目を出たのは、朝5時。さすがに、もう解散です。 それでも、コンビニ寄って、缶ビールと朝飯を買ってる自分が怖い…。 もちろん、ビールは、寝る前に飲み干しました。
 2日目(11/19)、朝7時半…、起きられた自分を褒めてあげたい。 3時間前まで、飲んでたとは思え…、うっ、気持ち悪い。 海牛隠海老D40 今日のダイビング、大丈夫か!? (よい子のみんなは、真似しない様に!?) K平さんにモーニングコールをすると。 もう、起床済み。強い!
 出航を心配していたライナーは、なんとか運行。 海況は、荒れ気味…。二日酔い&爆睡のため、船酔いしませんでした。 でも、お迎えのマサキの一言、 「あんな最悪の顔してるの、初めて見た!」って…。 下船時、相当ひどい顔してたみたいです。
 さて、午前中、スタッフとノンビリ過ごし、午後には、復活。 予定通り、ダイビングです。 V i b g y o r バンちゃんが、13時にピックアップ。 他のゲストは、昨年のリーフチェックでもご一緒したA香さんだけ。よろしくお願いします。 1本目は、 中頭(6)。 まず、 ウミウシカクレエビ(写真上右)(1/60 F11)。 ナマコに居るのにウミウシカクレエビ。なぜ?と思っていました。大きなウミウシや ウミエラにもにも付くんですよね。 色蛙鮟鱇X60 あまり大きなウミウシって、見たことないです。 発見された時が、ウミウシだったってことですね。 で、バンちゃんに聞いてみた。 ナマコと、大きなウミウシ、両方いる時は、どちらにつくん?  …答えは、どちらにも付くらしいです。 厳密には、調べてはないらしいですが…。 つまり、ナマコは、ウミウシが居ない時の代替品ではないようです。 クマノミ、ハナビラクマノミを見て、最後は、 イロカエルアンコウ(写真上左)。 ホントに、擬態のうまい奴でした。この写真、分かりやすいように、スポットライト処理してありますが、 どこにいるかわかります?  …中央に左向きに居ますよ。 この写真を見ると、宇宙戦艦ヤマト(時事ネタです)に出てきた 『バラノドン』を思い出します。 バラン星近くにいた宇宙生物ですが、分かる人、きっといないんだろうなぁ。
 さて、2本目は、 灯台下(16)です。 極小洞窟鯊D40 トンネルの中で、アオベニハゼを探すも、不発。 バンちゃん、A香さんに紹介中のようで、遠くから眺めてました。 あの雰囲気は、敏感な個体みたいだから、すぐに、いなくなりそう。ちょっと後で、見に行くと、やはり居ない。 でも、ライトに照らされると、ピッ、ピッ、ピッと移動する、とても小さなハゼっぽい魚(約5mm)がいる。 恐怖に固まったのか、一匹が、ライトに照らされても、動かなくなった。早速、レンズを向ける。 ほぼ、最短撮影距離。しまったぁ。露出オーバー(デジカメは、即時確認でき、便利。写真の腕の向上が早い。)だぁ。 F5.6なんて、絞り開け過ぎ。この距離なら、F11か16に絞らないと…。 被写体との距離は、約20cm。このまま、ゴソゴソと絞りを変えるか。 一旦引いて、絞りを変えた後、ゆっくりと近づき直すか、悩むところです。 耳烏賊類卵D40 え〜い、このまま、行っちゃえ〜と思った瞬間、ピッと居なくなってしまいました。 一応、露出オーバーの写真を拡大してみると、ちょうど影になってて、 こんなん(写真上右)(1/125 F5.6 Trim) 写ってました。
 トンネルを出た、ゴロタ広場で、明日合流のK林さんのために、ハナイカ探し。 ハナイカは見つけられませんでしたが、ハッチアウト寸前の ミミイカ類の一種の卵(写真上左)(1/125 F14 Trim) 、発見です。 この写真、トリミング拡大してますが、卵の大きさは、直径3mm弱です。 肉眼で見ても、全然分かりません(老眼!)が、ファインダーを覗くと…。 デジ一眼、ホント楽しい。 他に、 イソコンペイトウガニ(写真遥上)(1/125 F16) を背景を黒く落して、撮ってみたり、久しぶりに ハタタテシノビハゼ(写真下右)(1/125 F11) を撮ってみたりして、楽しみました。 その間も、バンちゃんは、ハナイカ探しの石めくり…。 旗立忍鯊D40 最後は、顔だけ白いツマジロオコゼ。かわいかったです。 盛り沢山で、楽しい1本でした。 そうそう、A香さんは、ハナイカがどんなものか知らずに、探していたそうです…(笑)。
 夕方、涼太と美涼に再会。ちゃんと覚えてくれたようで、 とびっきりの笑顔で、抱きつかれました。ホント嬉しいですねぇ。 二日酔いのK平さんは、一日中、お昼寝だったようですが、 明日のサンフラワーIIIでの釣行では、是非、大物を釣ってきてください。 ログ付けの後、バー・サンフラワーで、軽く2杯程。。。 マサキの楽しい人生話に笑顔になっちゃいました。あ〜、話したい。
 3日目(11/20)。ダイビング2日目の今日は、 1本目は、A香さんと2人。 2本目から、K林さんが合流予定です。 続々と、リーフチェックのリピーターがやって来ますね。 星空藁蝦D40 で、1本目は 三本根(6)。 前回、3回も潜った、今、ホットなポイントです。(そうかぁ?) まずは、ジョーフィッシュを見ているA香さんを観察…。バンちゃんが、指示棒で、指すのですが…。 前回のS野(妻)さんを思い出します。そして、 ホシゾラワラエビ(写真左)(1/125 F16)。 ヤドカリの仲間で、オルトマンワラエビとよく似ています。 違いは、和名の由来である星空のように見える、綺麗な白い斑点が、脚にあることです。綺麗ですよねぇ。 そして、そこから、5mほど離れた所にいたウミシダに、 バサラカクレエビ(写真下右) がいました。おっ、これは、撮りやすそうな位置にいるなぁ。 ということで、デジタル一眼で狙うも、ピントが…、 というよりも、ウミシダが動いて、ファインダー覗いて、被写体見つけることすらできない。 バサラX60 で、コンデジの出番です。左手で、そ〜っと、ウミシダをかき分け、 右手で、カシャッ!…なんとか、撮れた一枚です。 その後、浅場で、「なんじゃこりゃ!」っていうものを見つけました。 フグの脱け殻(写真下左) です。…アラレか、サザナミか、ケショウか、モヨウか…、どのフグかは、分からないけど、 死んじゃった後、肉と内臓だけ、何かに食われたのか、見事に、骨と皮だけ。 よっぽど、歯だけ、持ち帰ろうかと思いましたが、思いとどまりました。 でも、こんなにきれいに、脱け殻状になるんですねぇ。食べた奴、毒は大丈夫なのかなぁ。 ホント、珍しいものを見ました。 最後に、ウルマカサゴ、タテジマヘビギンポと遊んで、EXT。
 さて、K林さんが合流した2本目は、 アーファーの根(9)。 ENTし、メインの根への移動中の小さな根に、 河豚遺骸X60 オキナワベニハゼを見つけました。 おぉ〜、久しぶりのベニハゼ系。 気合いを入れて、撮るぞ〜って…、気合いを入れ過ぎたのか、 1カットで、奥に引っ込んでしまいました。 後ろ髪をひかれながら、戦線を離脱しようと思って、前を向くと、 A香さんが、さらに気合いの入ったスゴイ勢いで、こちらに向かってきます。 何事かと思って、ふと横を見ると、ヤッコエイがスーッと泳ぎ去るところでした。 咄嗟に、コンデジで、1カット。真横から撮れましたが、 A香さんは、追い付けなかったようで、悔しそうでした。 メインの根では、フタイロカエルウオと睨めっこをして、 逃げ回るオイランヨウジと遊んだ後、 ベンケイハゼ(写真遥上)(1/100 F4.5) を狙いました。 穴の中なので、構図が制限されます。 ちょっと遠めなので、陸GN14の外付けストロボでは、 絞り開放気味にしないと露出がアンダーになります。 やっぱり、被写界深度が浅(狭)いので、ピントが微妙ですね。 鬼達磨眼D40 フワッとした柔らかい写真になるかなぁと思ったけど、そうでもないし。 なんでだろ。暗いからかなぁ。まぁ、いいか。 さて、ここは、アーファーの根。アーファーとは、オニダルマオコゼの沖縄地方名。 そこで、 アーファーの眼(写真右)(1/100 F16)を撮ってみました。 うわぁ、ベタですねぇ。でも、こういう写真って、あんまりないですよね。 手で扇いで、水流を起こし、砂を吹き飛ばして、撮影しました。 全然、動かなかったのですが、いつ、毒ヒレを刺しに来るかと思って、ドキドキして撮りました。 根の上のスカシテンジクダイ&ハナミノカサゴは、光彩陸離、煌びやかで幻想的。 根の下のニセゴイシウツボは、ちょっと不気味でした。 途中の砂地で、トゲダルマガレイ、アマミウシノシタと遊び、 最後は、 絵になるハマクマノミ(写真下左)(1/90 F8) です。白化したイソギンチャクは、見た目にとても綺麗です。 浜熊呑白化磯巾着X60 白化の理由とその後の運命を考えると、 とても切なく、手放しで綺麗だと、喜んではいられないんですが…。 K林さんは、その切なさに胸が締め付けられ、綺麗だけど、とても見てられないそうです。 優しい方ですねぇ。…でも、自分は、それでも、写真を撮ってしまいます。 切なく哀しい美しさが伝わるでしょうか?
 お昼ご飯〜3時のおやつ&珈琲まで、女将のみのりさんと、超のんびり歓談タイム。 夕食は、K平さんが釣ってきたカンパチを期待してましたが…、海況が悪すぎたようです。 夜のログ付け時には、バンちゃんから、blogクイズの正解賞品として、生ビール2杯、頂きました。 あの写真で、フタスジハゼ、よく正解できたと思います。ご馳走様でした。 そして、バー・サンフラワーで、長野の某メーカーの技術者さんと、酒も飲まずに盛り上がりました。 久々の理系話に、ちょっと興奮しました。
 4日目(11/21)は、ダイビングは保留…。 朝から、喉の違和感と鼻詰まりがあり、海況も微妙…。 もともと、明日のリーフチェック準備のため、ダイビングは、午後予定なので、 向日葵3号X60 様子を見ます。ノンビリ過ごしていると、 サンフラワーが追加購入した漁船、いや、釣り船 『サンフラワーIII』(写真右) を見に、マサキと渡嘉敷港に行くことに。 この船、凄いです。大きいだけでなく、 操舵室にはGPS、魚探、レーダー、オーパイ(自動操舵装置)が所狭しと並んでます。 注目は、船首の形…、球状船首(バルバス・バウ)です。 造波抵抗を小さくして、航行速度を高め、燃費を改善します。 なにより、カッコイイ。宇宙戦艦ヤマト(今週復活篇公開!?)みたいです。 …と、雨が降り出し、風が強くなってきました。あれっ、寒気が…。やばいそう。 この直後、マサキは、発熱(37.8℃)。マサキ風邪? …自分も熱っぽい気がする。 大事をとって、ダイビングは休み、 部屋で安静にしていたら(昼寝ともいう)、元気になりました。睡眠不足&疲れだった!?  夕方、常連のF間さん、ライナーからの 「めさめさ揺れてるよ〜」のメールと共に、島入りです。
 夜は、「国立沖縄青少年交流の家」で、リーフチェックの事前説明会です。 水深6mと9mで、長さ100m×幅5m×高さ5mの範囲の、 対象の魚類・無脊椎生物の計数と、底質の確認をします。 詳細は、遠征記録の RC出発X60 2006年2007年2008年 にありますので、そちらをご覧ください。 もう、4回目ですが、新たな発見がありました。 それは、オニヒトデと同様、珊瑚の天敵である『ヒメシロレイシガイダマシ』の件。 『巻貝』だと、思っていたら、『ヤドカリ』だったことです。 説明の写真をよく見てたら、全部、ハサミ脚が出てたんです。 …って、冗談です。『巻貝』が正解です。写真が間違い…。いい写真がなく、やむを得ず…。 「あまり気付く人はいないよぉ」と言われました。 でも、次回は、バンちゃん手持ちの正解写真に差替えてくれます。 ということで、今年は、念願の魚類班を担当します。
 今夜は、早く寝ようと思っていたのですが、バー・サンフラワーで、生卵の入ったカクテルを1杯…。 それで、済まなかった。ジンベースのカクテルのテースティングが始まり…。 グダグダですが、美味しかったぁ。
 5日目(11/22)。 K平さんは、海況が悪く、釣りにならない為、今日、帰るそうです。 色々ありがとうございました。 さて、ダイビング3日目…、リーフチェック本番です。 港で、 集合写真(写真遥上)を撮影した後、早速 出発準備(写真上左)です。 顔見知りなので、和気あいあいですねぇ。 ポイントは、 千代頭(6m)(26)、千代頭(9m)(27)と2本連続。 魚類班BAN もちろん、水面休息はとりますよ。 我ら、魚類班は、F間さんとM田さん。リーダーにバンちゃん。 最初に、魚類班がENT。魚を驚かせない為、15分後に、 BSAC飯島さん率いる無脊椎班、コーラルネットワーク宮本さん率いる底質班。 底質班は、リーダー研修を受けた精鋭が集まってました。 昨日は、意地悪な実技試験だったようです。 この研修、国の補助金が出てるうちに、受講しておけばよかった。 今、話題の民主党蓮舫議員の『事業仕分け』のせいで、削られたわけじゃないですが、 研修費が4倍はきついので、受けられずにいます。
 魚類班(写真上右)の調査方法は、 中央ライン(メジャー)をはさんで、右側担当、左側担当とライン上に記録担当で、25m毎に交代して行います。 写真は、待機&係数状態から移動状態に移行するところです。 中性浮力を保ったまま、1分待機して魚を落ち着かせつつ、対象魚をカウントします。 黒帯病X60 そして、移動しながら、さらにカウント。 5m進んだところで、記録係に伝達記録。この繰り返しです。 対象は、食用や観賞用等の人間活動の影響を受ける魚種です。 主に、チョウチョウウオ科、30cm以上のハタ科マハタ属、20cm以上のブダイ科などです。 他に、イサキ科、フエダイ科、ウツボ科の魚種。指定魚種として、サラサハタ、メガネモチノウオ、カンムリブダイ。 さらに、マンタやカメ等の稀な大型生物も。難しそうですが、実際には、居ない魚種がほとんどです。 簡単に、「黄色、でかい、出たぁ〜」と覚えました。 で、今回、実際にカウントされた魚種は、 チョウチョウウオ科のフエヤッコダイ、チョウハン、チョウチョウウオ、トゲ…、フウライ…、ミスジ…、カガミ…、 スミツキトノサマダイ、後は、ブダイ科のハゲブダイかな。ウツボもいました。
 調査後の帰り道、 無脊椎&底質班X60 黒帯病の珊瑚(写真上左) をチェック。 最近、こういう病気が散見されるようです。 ちなみに、この黒帯病も調査対象で、無脊椎班の担当です。 その 無脊椎班と底質班(写真右)の調査風景です。 あと3分の1だよ〜、頑張ってねぇ。無脊椎班だった前回と前々回は、 時間をかけ過ぎ、底質班にも差をつけられ、エア切れ寸前になりました。 丁寧に見過ぎだったかな。今年の無脊椎班は、ちゃんと時間管理できてるようです。 それでも、無脊椎班のA香さんは、初めての残圧の少なさだったそうです。 やはり、無脊椎班は、時間かかりますって。
 調査後、恒例のシーフレンド特製のオニギリと豚汁の昼食。美味しかったです。 夜の打ち上げBBQも、盛り上がりました。 最後は、参加証授与式とまとめです。 極小海星X60 珊瑚は、データ上は、大幅増加してない反面、減ってもいない状態のようです。 ただし、体感的には、増加している感じ。また、今年は、オニヒトデが観察されませんでした。ちょっと安心。 ということで、来年も参加できるといいなぁ。
 6日目(11/23)、ダイビング4日目の 1本目は、『海人』に向かうも予定変更、 千代頭(28)です。 ゲストは、最大人数の6人。魚類班のF間さん、M田さん、 無脊椎班のA香さん、底質班のK林さん、 そして、リーフチェックを直前の怪我で欠席したT中さん。
 さあ、ENTです。 マンジュウヒトデに、ヒトデヤドリエビを発見。デジ一眼を構えるも、動きが素早すぎます。 オビテンスモドキの幼魚と遊んでいる横で、 F間さんが、大きなアオフチキセワタを撮影してます。 そして、自分は、と〜っても 小さな赤いヒトデ(写真上右) を見つけました。ハウジングのポートの上に乗せて、撮影しました。 指の大きさと比較してみてください。小ささが分かりますよね。 吊カメラX60 クロスジリュウグウウミウシ、フリエリイボウミウシを見た後、 キンチャクガニを見つけたので、皆を呼ぼうとしたら…、 どこかに行ってしまいました。残念。
 2本目は、 ヒナクシ(10)。 T中さんの持ってるイノンの最新ストロボS-2000、いいなぁ。 …って、自分も今回、ストロボ系を改善してきました。 外付ストロボの非発光(無線による誤動作)対策として、光ケーブルでの有線化を実施、 グリップも、持ちやすく改良。 この自作ハウジングとデジタル一眼カメラ&105mm&2倍テレコンで、攻め撮ってます。 あまりに可愛いので、 テレコン仕様自作ハウジング一式(写真遥上) 記念撮影しました。 ここは、水底集合ではなく、中層集合です。ちょっと、深めということです。 そして、いつものように、ボートから、ロープで、 カメラを吊り下げ(写真上右)て、 ENT。 そして、ぶら下がっているはずのカメラを取りに行くと…、ない。 下ろしたロープはあるのに、カメラがない。カメラ、落したみたい。 簪宿借D40 今日は、風が強く、船がアンカーを中心に左右に振られてるので、 どこに落ちたか分からない。 ざっと、見渡したけど、根の上には、見当たらない。 水中重量、重めだから、かなりのスピードで水路の底まで…。 砂地に軟着陸してればいいけど、 根の端から、がけを転がり落ちていったとしたら…。 自作の本体が、そんなに強度があるとも思えない。珊瑚も壊してるかも…。 冷静さを装い、ナイフで、タンクをたたき、異常を知らせる。 カンカンカン。全員の注目が集まる。恥ずかしい。 で、
kamera0 ochita0 wakaranai0
 カメラ… 落ちた… 分からない…。
ちゃんと伝わったみたい。 そして、すぐに、見つけてくれたバンちゃんとF間さんに、感謝です。 水路の底、ガレ場に軟着陸してました。 無傷で、回収でき、ホントよかった。
 気を取り直して、深場のベンテンコモンエビ、ハナゴンベを見た後、 無事だったカメラで、撮ったのは、 幾何模様海牛D40 カンザシヤドカリ(写真上左)(1/125 F13)でした。 最後に、自分だけ、残圧確認されちゃいました。 確かに、エアの消費量は多かった。ドキドキの1本でした。
 2本で終了した自分は、ホテルの部屋移動です。 今日から、修学旅行で貸切(女子らしい)なので、隣の和室に引っ越して、息を潜めます。 先生になにか言われたら、親戚のオジサン、いや、スタッフだと…。 と、そこに、F間さんから、手作りのクッキーの差入れです。 軽くてサクッと…、ムッチャ美味い。F間さん、ご馳走さま。 一瞬で完食しました。夕食は、初部屋食でした(笑)。
 7日目(11/24)。ダイビング最終日。 ゲストは、F間さんとT中さん、計3人。 まずは、今回2度目の 三本根(7)です。 深場の砂礫地を、ゆっくりと流した後、ホシゾラワラエビの元へ。 ガァ〜ン、ショック。脚が3本足りない。魚に襲われたんだろうか。 4日前は、五体満足だったのにぃ。自然界は、厳しいね。 キカモヨウウミウシ(写真上右)(1/125 F11) を、露出オーバー気味に撮影。明るく、柔らかな感じで、好きな1枚です。 熊呑D40 バンちゃんが、手招きしてくれたのは…。おぉ〜、 イソバナカクレエビ(写真遥上)(1/100 F8 Trim) ですね。色もいい感じじゃないですか。でも、ピントは甘かった。
 2本目は、F間さんとT中さんがリタイア。 マンツーマンとなりました。 前回、会えなかった シマイソハゼ属の一種(通称:キャンディケイン…)を撮りに行きましょう。 でも、近くまで行くとウネウネのため、断念。 最終ポイントは、 海人(28)となりました。 バイオレットボクサーシュリンプを狙います。 でも、まともに撮れません。穴の中を黒いスズメダイ?が、ウロウロ。 エビも右往左往。穴の奥に行ったきり。15分粘りましたが…。 無減圧潜水時間5分を切り、ゆっくりと浅場に移動。 シモフリタナバタウオ、穴の外に出てると、ウツボに見えません。 ボートの下の根には、とっても可愛い クマノミyg.(写真上左)(1/125 F8 Trim) を撮るときは、自然に頬が緩みます。 すぐ横には、ヒレボシミノカサゴ。その横の穴には、 ソリハシコモンエビ(写真下右)(1/125 F8 Trim) が、たっくさん。 たっぷり15分、30カットも撮影しました。 でも、使えるのは、2枚だけでしたとさ。 楽しいダイビング、終〜了〜。
 さて、今日も引っ越し、2階スタッフルームへ。 反端小紋蝦D40 スタッフTシャツ借りました。 公式試合のため、今日合流する生徒がいるみたい。 夕方5時着って、ちょっと気の毒。一晩でも、楽しい想い出をね。 そういえば、昨日、自室潜伏時に、こんなことがありました。 廊下で、「マコピー!マコピー!どこぉ〜?」と女子高生の大きな声。 と突然、『コンコン!』とドアがノックされ、次の瞬間『ガシャガシャ』とドアノブを…。 すぐに、違う部屋で、 『コンコン!ガシャガシャ』…「マコピー!」…また、別の部屋で『コンコン!ガシャガシャ』…。 驚きました。それにしても、コンコンとガシャガシャの間が、0.2秒位。速すぎです。 そうそう、最近の修学旅行保険、インフル発症時の親のお迎え費用も出るって。 今、1名、発症して、隔離中らしい。お気の毒に…。 で、スタT着たので、ちょっとだけ、夕食のBBQのお手伝いもしました。
 8日目(11/25)、最終日。夜には、名古屋です。 朝8時に幼稚園に行く涼太を見送りに…。 また、来るからねぇ。そして、9時。 桜坂劇場X60 今日は、修学旅行生の体験学習(ストラップ作り)で、スタッフが忙しいの忘れてました。 シローさんが、美涼を保育園に送って行くのに便乗して、渡嘉敷港へ。 保育園では、美涼が悲しそうに手を振ってくれました。バイバイ、また来るねぇ。 港で、F間さんとT中さんと合流。バンちゃん、お世話になりました。 ライナーは、別の高校?の生徒でいっぱい。あっ、インフル発症生徒も、同乗するみたい。 思わず、マスクを装着しちゃいました。
 泊港では、とまりん『美ら島』に寄って、マリちゃんにご挨拶。 1時間ほど、歓談した後は、シローさんのお使いのため、F間さん、T中さんと、ここで、お別れ。 また、来年もリーフチェックに参加できますように。 三枚肉そばX60 午後は、友達と会うと言っていたF間さんも、夕方の便で帰るらしいので、 那覇空港で、会えるかもしれませんねぇ。 お使いを済ますと、もうお昼すぎです。おもろまち方面に向かって、プラプラと歩きます。 この辺で、昼食を食べるつもりでしたが、イマイチ、お店が…。 NHK沖縄を見つけ、もしかしたら芸能人に会えるかもと思いながら、ここの食堂に決めました。 でも、なぜか食券の自販機を見て、躊躇。国際通り方面まで歩くことに…。
 裏通りを歩くのって、なんだか好きです。 国際通りも通り過ぎ、希望が丘公園を越えた辺りで、 桜坂劇場(写真上左) を発見。いい雰囲気ですね。 『アンを探して』って、とんねるずの石橋貴明氏の娘、穂のかさん主演なんですねぇ。 ちょっと、見たい気もしましたが、もう13時、お腹がすいてきました。 半々麦酒X60 公設市場の2階にでも行こうかなぁと考えつつ、 地元商店街を見ながら移動…。気付くと、太平通り商店街を抜け、 農連市場まで、来てました。 その近くの沖縄そば専門店『凸凹』。店の前の 三枚肉そば(写真上右) の看板写真に釣られて、入ってしまいました。 かなり歩いて、喉も渇いたので、オリオンビールを注文。 …でも、「ビール、終わっちゃったんですよ。」だって!嘘だぁ〜。 生じゃなくて、瓶ですよ。飲めないとなると益々飲みたくなる。そばは、可もなく不可もなく。 三枚肉も大きいけど、普通かな。 ということで、もう、街中散策は、やめて、早く空港に行って、ビールを飲もう! 前回来た時、スゴイ迫力の覆面パトカーの緊急発進を目撃した沖縄県警の横を通り過ぎ、 ゆいレール『壺川駅』へ。15時前には、那覇空港に到着。念願の ビール(写真左)を、ゴクッゴクッ、ぷはぁ〜!旨い。 って、オリオンじゃなく、キリンですが…、なにか。
 さて、 、今日の歩行距離・時間は、ほぼ8km、2時間20分、約17,000歩です。 歩行ルート(写真下右)は、泊港から、壺川駅まで。 さすがに、疲れました。ビールが旨い訳だぁ。 GPS_LOG キリンビール専門店で、チーズ盛合せとマイスターお薦め生ビール『大』を飲み干し、 一番搾りのハーフ&ハーフ『中』を飲みほした自分。かな〜り、気持ち良くなってます。 で、搭乗口の前で、1時間ほど、爆睡。マジで、鼾をかいてたでしょう。 気がつくと、出発まで1時間を切ってます。 すると、突然、目の前に、手の平が現れ、目隠しされました。 なんと、渡嘉敷常連O本さん!…ビックリです。 今日、那覇入りだとは、聞いていましたが…。 ここで、お会いできるとは、思っていませんでした。 お昼に別れたF間さんと合流し、会いに来てくれたんです。 いやぁ、ホントに嬉しい驚き、 超感動です。涙出そうです。 再会記念写真(写真下左)を撮って、バンちゃんに報告です。 徹夜明けで、妙にハイテンションなO本さん、30分ほどですが、楽しくお話しできました。 那覇空港O本携帯 楽しい時間が過ぎるのは、早いですね。もう、お別れの時間です。 F間さんが、伊丹便に搭乗していきました。名残惜しいです。そして、O本さんとも…。 行ってらっしゃい。天気良さそうだよ。渡嘉敷、楽しんできてね。 そして、自分も、10分後には、機上の人となりました。 そういえば、O本さんの荷物、手荷物受取所のコンベアの上を30分以上、回ってたのかなぁ。
 最後に、サンフラワーのシローさん、みのりさん、マサキ、ユウスケ、お世話になりました。 元スタッフのマリエ、サンキュー。 涼太、美涼ちゃん、また遊ぼうねぇ。 常連のK平さん、ご馳走さま&ありがとうございました。
 Vibgyorバンちゃん、コーラルネットワーク宮本さん、BSAC飯島さん、シーフレンドスタッフの皆さん。 そして、リーフチェックに参加された、 A香さん、K林さん、S木さん、S藤さん、 M岡さん、M原さん、M田さん、 &直前棄権のT中さん、ありがとうございました。次回もご一緒できますように。 最後に、いつも一緒に潜って頂いているF間さん、差入れ美味しかったです。ありがとうございました。 今回は、すれ違いになっちゃったけど、空港で驚かせてくれたO本さん、ありがとうございました。 みなさん、ホント楽しかったです。また、お願いします。

2009/12/7   小西


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